完全にSFの光り方じゃん! “ゴツゴツの紫色の石”をプロが研磨したら…… 目を疑う衝撃ビフォアフにうっとり【米】(1/2 ページ)
ず〜っと見ていたい。
5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2022年4月にTikTokへ投稿された、ゴツゴツの石をプロが研磨&カットして見事な宝石に仕立てる動画を紹介します。
「加熱していない原石を見たことがありますか?」貴重な石を研磨&カット!
投稿したのは、研磨からデザインまで自社で行う米インディアナ州の宝石店「MORIARTY'S GEM ART」のTikTokアカウント「MoreGems.com」(@moriartysgemart)。今回の動画では、加熱処理されていない貴重なタンザナイトの原石を研磨&カットした後、その美しさを披露しています。
タンザナイトとは、アフリカ・タンザニアのキリマンジャロ山の近くでだけ採掘される貴重な宝石です(参考:GIA)。動画には「加熱されていないタンザナイトを見たことがありますか?」と、その珍しさを伝えるコメントが添えられています。
プロの手で驚きの大変身
原石の状態のタンザナイトを見ると、紫色と紺色がグラデーションになったような色合いです。これを研磨して表面を整えていくと、透明感のある輝きを放ち始めました。
さらに、角度の違う多数の切子面(ファセット)を作るファセットカットを施すと……? 最終的に、28.36カラット(約5.7グラム)の大粒の宝石に仕上がりました。
研磨とカットを終えたタンザナイトは、赤やオレンジ、青、紫などの色が複雑にきらめき、光源に対する角度を変えると輝く場所や色が切り替わっていきます。鮮やかではっきりとした色が幾何学的な形のファセットに明滅する様子は、まるでLEDのディスプレイを至近距離で見ているよう。見入っていると、宇宙空間をハイパードライブ(超光速航法)で移動しているような錯覚にも陥ります。
元は自然物なのに、人の手が加わることでSF的な光のショーを楽しめるのには驚きですね。宝石カットって奥深いんだなぁ……!
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