advertisement
「スター・ウォーズ」の宇宙要塞「デス・スター」を作ってほしい。そんな国民の陳情に、アメリカ政府が公式回答しました。その答えは「ノー」。
陳情はホワイトハウスの陳情受け付けサイトに提出されたもの。雇用創出につながり、国防強化にもなるとして、2016年までにデス・スターの建設を始めてほしいと訴えていました。
ホワイトハウスは「雇用創出と国防強化は我々も望んでいますが」としつつも、近いうちにデス・スターを建設することはないと答えています。理由は3つで、1つはお金。デス・スターの建設費は推定で852京ドル。政府は債務の削減に励んでいるところで、そんな巨額の資金を投入することはできません。
あとの2つは「政府は惑星の破壊を支持していません」「1人乗りの宇宙船に付け入られるような根本的な欠陥のあるデス・スターに、なぜ多額の税金を投じるのでしょうか」というもの。
デス・スター建設をすっぱりと断ったホワイトハウスですが、国による宇宙探査が進んでいることや、大統領が科学・宇宙分野を将来の重要分野ととらえていることなどに触れてフォロー(?)しています。「もしもあなたが科学、技術、工学、数学関連の分野でキャリアを追求しているのなら、フォースは私達とともにあるでしょう。デス・スターの星を破壊する力も、フォースの前には取るに足らないということを思い出してください」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「デス・スター」を作って――ホワイトハウスに市民が陳情
いくらかかると思ってるんですか……。 - 「スター・ウォーズ」のデス・スター、作るのにいくらかかる?
米リーハイ大学の学生の試算によると、宇宙要塞デス・スターを作るには、材料となる鉄だけで世界のGDPの1万3000倍かかるとか。 - 「宇宙人が存在する証拠はない」――ホワイトハウスが陰謀論にマジレス
「政府は、宇宙人と人類が接触していることを正式に認めてほしい」――こんな国民からの陳情に、ホワイトハウスがまじめに答えている。 - 人魚は実在するの? アメリカ政府の回答は……
「人間型海洋生物の証拠は見つかっていない」そうですよ。 - 「2012年12月21日、世界は滅びない」 NASA、滅亡説への反論
さあ来年が待ってる。 - ダース・ベイダー御用達 デス・スターの茶こし
やめろ! 暗黒面に堕ちるぞ!