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ESA(欧州宇宙機関)とNASA(米航空宇宙局)は3月21日、これまでで最も正確な「宇宙最古の光」の地図を公開した。
地図は人工衛星Planckの観測結果を基に、誕生から38万年後の宇宙を描いている。また観測の結果、宇宙の膨張は科学者が考えていたよりも緩やかなスピードで進んでおり、宇宙の誕生は推定138億年前と、これまでの推定よりも1億年前であることが示唆されたという。
Planckは宇宙の起源を探るミッションの下、2009年から宇宙マイクロ波背景放射(ビッグバン後に生じた宇宙最古の光)を観測している。今回の発表は「世界中の天文学者が待っていたもの」で、今後の宇宙探索など多くの分野にとって重要だとPlanckに携わる科学者は語る。2014年にはPlanckの最終的な観測結果が発表される予定だ。
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