「ジョジョリオン」もプラモデルのジオラマもすべてアート! 第17回文化庁メディア芸術祭・受賞作品展開催
2月5日から始まる受賞作品展の内覧会に潜入。一足早く中の様子をご覧ください!
平成25年度・第17回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が、2月5日から2月16日まで開催される。会場は東京・六本木の国立新美術館をメインに、東京ミッドタウン、シネマート六本木の3カ所。入場・すべてのプログラムの参加は無料で、開館時間は午前10時から午後6時までとなる(金曜日は午後8時まで、12日は休館)。
昨年の会場は広間に仕切りを設け、アート部門→エンターテイメント部門→……と受賞作をジャンルごとに追っていくだった画廊タイプだったが、今年は仕切りをほぼ設けず全体に作品群を点々と並べた。アート、マンガ、アニメ、プラモデル……いろんなジャンルの作品をすべて“メディア芸術”としてフラットに鑑賞できるのが楽しい。
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で、今年は過去最多となる世界84カ国・地域から4347作品の応募が寄せられた。本展ではその中から選ばれた受賞・審査委員会推薦作品、功労賞受賞者の功績などを展示や上映により紹介。メイン会場である国立新美術館に足を運んできたので、展示の一部をご覧いただきたい。
エンターテインメント部門では、流れ落ちるカセットテープをアートにした「時折織成−落下する記録−」、PCや周辺機器をジオラマにした「プラモデルによる空想具現化」などが受賞。また津田大介さんが運営するインターネット国民投票サイト「ゼゼヒヒ」も優秀賞に輝いている。
マンガ部門では荒木飛呂彦先生の「ジョジョリオン」が大賞を受賞したほか、新人賞には今井哲也先生の「アリスと蔵六」などが輝いた。またアニメーション部門では短編作品を会場で実際に上映。優秀賞の「有頂天家族」をはじめ、絵コンテや製作とともに展示されていた。
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