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筑波大学視覚メディア研究室、NHKだけ映らないテレビアンテナ線フィルターを開発 関東広域で使用可能

「第8回ニコニコ学会βシンポジウム」の企画「研究してみたマッドネス」に応募された研究。アンテナ線フィルターを使って、NHK系列の放送をすべて見られないようにしています。

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 筑波大学視覚メディア研究室が、NHKの放送だけ映らないアンテナ線フィルターを開発し、「第8回ニコニコ学会βシンポジウム」で行われるフリーテーマの研究発表企画「研究してみたマッドネス」に応募しています。

 このフィルターは、特定の周波数の信号だけを通さない共振型ノッチフィルターを用いて、他の局による放送はすべて映るようにしたまま、「NHK総合」「NHK Eテレ」の2つの放送を遮断するというもの。


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 「第8回二コニコ学会βシンポジウム」は、千葉県幕張メッセで4月25日・26日に「ニコニコ超会議2015」内で開催される、ユーザー参加型の研究発表イベント。3分の持ち時間で研究発表できる企画「研究してみたマッドネス」には、現在、約40件の研究が集まっており、ここから20件の研究が選ばれて発表されます。

 筑波大学視覚メディア研究室が予定している発表内容は、関東広域圏において「NHK総合」「NHK Eテレ」の2つの放送を同時に遮断するアンテナ線フィルターの開発について。それぞれのチャンネルが割り当てられている26、27チャンネルの中心周波数の中間よりも少し高い周波数にピークを持つノッチフィルターを使用することにより、最も高い確率でNHKの放送を遮断できることが分かったとのこと。

 実演動画内では、「NHK BS」を含むNHK系列の放送がすべて見られなくなるBS用のアンテナ線フィルターも登場しています。


画像画像 アンテナ線フィルターを使うだけで、NHKの放送が見られなくなります

 NHKが映らない地デジ対応テレビの国内販売は知財権のためできないものの、アンテナ線フィルターは知財権に制約されない古い技術を利用しているそうです。

マッハ・キショ松

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