バブル再来なるか？　ボディコンロックのパイオニア、地下セクシーアイドル「ベッド・イン」に直撃取材！

あ、そーれそーれ！

» 2015年06月08日 08時52分公開

[町田ノイズ，ねとらぼ]

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　かつて日本が浮かれまくっていたバブルの時代、サラリーマンはタクシーを止めるために夜道で万札を掲げて、グラビアアイドルは海外の砂浜を楽しげに歩くだけでウン百万もらえる。そんな夢のような超好景気が、当時のこの国をおかしくさせていました。あれから30年。ごく限られた富裕層以外の財布のヒモがキッツキツに締められた現代に、極彩色のワンレンボディコンスタイルでジュリアナ扇子を振り回しながらあられもないパフォーマンスを繰り出すアイドルが突如として現れました。彼女たちの名は「ベッド・イン」。10代の女子が活躍するアイドルブームに反旗をひるがえす2人が、今夏いよいよ二度目のバブル旋風を巻き起こさんとしています。

　赤面してしまうくらいセクシーで、笑いが絶えないほどピースフル、そしてどこかパンクを感じさせる堂々としたオーラで充満するステージングのルーツを探ってきました（※「ベッド・イン」のお二人の意向により、本記事では過激な当て字などが使われています）。

益子寺かおり（左）と中尊寺まい（右）

益子寺かおり（以下かおり）　キレあがる小股でおまた～！　おみ足担当のかおりです♪

中尊寺まい（以下まい）　野郎ども～！　パイしあってるかぁ～い？　パイオツカイデー担当のちゃんまいです！

――　のっけからありがとうございます（笑）。お二人は地下セクシーアイドルとのことですが、なぜアイドル業界に乗り込もうと思ったんですか？

まい　2人ともバンド活動をしていたのですが、たまたま対バンした時に、お互い「バブル顔って言われません？」ってビビビっときまして。翌週にはボディコン着てオケカラでタ～ウ～しちゃってましたネ！　女の子でバンドやってる子ってすごく少ないので、すぐに意気投合していろんな話をするように……。

かおり　イタ飯とティラミス食べながら、近々の夜の面白い性事情とかをね（笑）。その膣内（なか）で「死ぬまでに写真集を作ってみたいよね～」っていう話をして意気投合して、見切り発射でドッピュン作ってみようっていうところから始まりました。

まい　ちゃんまいはもともと昭和歌謡が好きなんですけど、自分が「バブル顔」だって言われてからは、その時代の写真集とかVHS、短冊8センチシングルも集めだして。そこで分かったんですけど、C.C.ガールズさんや、ギリギリガールズさん、ピンクサターン先輩とか、「エロイものこそエライ！」的なバブル時代に幅をきかせていた90年代のアイドルって“セクシーアイドル”なんですよ。ウチらの目指すところはコレなんじゃないか、って思い一念勃起（一念発起）！　写真集を作る上ではそういったものを意識しました。あとは「自称でもいいから“セクシーアイドル”って言っておくか！」っていうイキフンで（笑）。

かおり　お互いのバンドにしても、元々アンチ流行なところがあって。人の目を気にしがちな今の日本の風潮に対して「なんでみんな周りに流されて好きなものが移り変わっていくんだろう」とか、「本当に自分の下半身で感じ取って選んでいるんだろうか？」という悶々とした気持ちがあって。ロンモチでアイドルさんには罪はまったくないんですけど、そんな風潮にパツイチ「ちょっと待った～！」をかけるべく、ロリロリが主流なアイドル文化に「いっちょバブル顔で殴り込みに行くか！」っておっぱじまった感じですね。

――　実際アイドル業界に飛び込んだ時の周囲のリアクションってどうでしたか？

まい　「ゲロゲロ～！」みたいな反応されたことって一度もないカモ……。アイドル現場がいかに愛のある場所なのかっていうのを子宮がWinkしちゃう位すごく感じちゃってます。好きなアイドルさんが気持ちよくライブをできるように、その日のイベントをみんなで一生懸命盛り上げる姿が新鮮で。愛は心の仕事って本当DA・YO・NE～♪

かおり　あと、下ネタもバンバン言って、アーパーなことも進んでヤる「おやじギャル」みたいな2人なので「アイドルなの？　お笑いなの？」っていう人もロンモチで多いと思います。膣内（なか）には怖いもの見たさの心境の方もいらしたり……たまに初対面の方から「ホントに実在してたんだ！」って。ツチノコ？　それともネッシー、ってか！？（笑）

まい　シマりだけはまだまだガラスの十代……とは言え、若さや美貌では勝てないですからね！　その分、ちゃんまいは腰フリッパーズギターをマン％（万パーセント）で弾かねばと。そういうことでしか差をつけられないしぃ～！

――　むしろ、そこが「ベッド・イン」さんの何よりの強みですよね。

かおり　ああん、そんな風にイッてくれてマン激～！　まぁ、ウチらに備わっているのは、チェリーなTOO SHY SHY BOYに何でもハウトゥ～してア・ゲ・ルっていう完熟キウイ・パパイヤ・マンゴーなスタンスと、あと勝てるとしたら、包容力かな……女は海～♪（ため息をつきながら）。

――　今は幅広くお仕事されていますけど、これから会ってみたい方や、挑戦してみたいことがあったら教えてください。

まい　ちゃんまいは、吉田栄作さんにどうしても会いたい！！　会えたら死んでもいいです！　もう誰も愛さないです！！　あとは、やまだかつてないバナナ大使として「クレヨンしんちゃん」の映画に出たいですね。常に時代の人気者が出演してるじゃないですかぁ、アレに出られたら下のおクチから溢れるほどマティーニでちゃいますね！

かおり　私は「バブル顔だね」って言われ始めたきっかけが元C.C.ガールズの青田典子さんなので、どうしても一度お会いさせていただきたいです！　そしてあわよくば玉置浩二さんに……会えたらもう……下半身のポケベルが鳴りやまずに壊れちゃう……。あとはウッドストックのような壮大なステージにいつかベッド・インで勃ちたい（立ちたい）ですね。おギグにゴンドラで登場とかワイヤーアクションとか、デーハーな演出でヤリたいなと。ああん、夢がMORIMORI！

まい　ちゃんまいは今まで結構カチッとしたバンドをやってきたので、ベッド・インはもっとケーハクで、もっと自由でいいんだと思ってやってますね。ロンモチで真剣に遊んでいるんですけど、バンドだったら変なプライドや拘りが邪魔をして素直にできないことも、いい意味でベッド・インならできる！　みたいなところがあって。なので、面白そうなことはなんでもヤってみたいんです。食わず嫌いしないで誰ともにゃんにゃんヤッてみないと、人生つまんないじゃないですか☆

――　6月3日に新しく「♂×♀×ポーカーゲーム／消えちゃうパープルバタフライ」をリリースされたとのことですが、どんな曲に仕上がっていますか？

かおり　わかりやすく80年末～90年代初期っぽい踊れるサウンドと、ロックなバンドサウンドが融合する形で“踊れるボディコンロック”なナンバーになりました。おツイ（Twitter）で「2015年最新懐メロ」って言って下さっていた方がいたんですが、まさにその通りかなって。どこかにナウいノリも挿入されていると思うんです。「♂×♀×ポーカーゲーム」は私が歌詞を書いているんですけど、最初は遊びのつもりだったのにだんだんのめりこんでしまう、タカビーなナオンのラブゲームや揺れ動く心情を描いてます。

まい　「消えちゃうパープルバタフライ」はちゃんまいが作詞しました！　曲をもらった時に思ったことは、Wink、長山洋子さん、森川由加里さんとか、そういった洋楽をリメイクしたあの頃のヒットナンバーみたいだなぁと。踊れるビートはずっと鳴っているんですが、切ないメロディも印象的だったのでかなわぬ恋をテーマにしています。まぁ、ちゃんまいは昔からエラとカリの張った三の線のできるオジサマが大好物なので自然と不倫ソングになっちゃったんですけど……まいっちんぐぅ～！

――　ちなみにDVDに収録されている「楽しそうなイメージ映像」ってなんですか？

かおり　これは「バブル時代のセクシーアイドルが出していたイメージVHSを作りたい！」っていう、ウチらの夢を形にさせて頂いちゃった企画です。

まい　杉本彩さんが海辺でクネクネしていたり、フーミンがボサノバをバックに椅子に座ってじっとコッチを見ていたり、ああいうのをやりたくて！　海辺ではオーディエンスのムスコ君を波の数だけ抱きしめたり、テルホではニ～ナ～してみたり、スポーツジムでは自身の先っチョをフィジカルさせたり、とにかく脂っこい愛嬌いっぱいの映像になってまぁす！

かおり　本当に、本当に笑えますから、ぜひじっくり視姦していただきたいんですよ！　早送りせずに！　でもコレ、R指定しなくて大丈夫なのかしら？　マンがイチ社会問題になって回収されたらレジェンドよね……な～んてコトもあるかもしれないから、お早めに購乳（購入）シクヨロで～っす（笑）

まい　そうなんです！　ヌキ処マン載なんです。インタビューでは「性の目覚め」について語ったり、永遠に続くティッシュタイムをあげちゃうゾ、みたいな？

「♂×♀×ポーカーゲーム」ジャケ写

――　本当に好き放題やられていますね（笑）

まい　あと、8月下旬公開の映画「101回目のベッド・イン」では、私の「トレンディドラマを撮りたい」っていうもうひとつの夢を叶えてもらったんです！　ずっと書き溜めていた「言いたいセリフ集」を脚本家の当方ボーカルさんにお渡ししたらほぼすべて使ってくださって。盆と正月と部屋とワイシャツとヤッターマン珈琲ライターがいっぺんにキた気分でした！（続けて言うとイミシ～ン///）

かおり　気になる裏筋……じゃなくて、あらすじは、映画を撮影していた映画監督ユニット「破れタイツ」の元に、バブル時代からタイムスリップしたウチらが「ちょっと、トレンディドラマ撮りなさいよ」って映画もプライベートも乗っ取って、いんぐりもんぐりするドタバタ恋愛コメディなんですけど、普段のノリでむちゃくちゃやってもサーモン鮭山監督が「これでいいっすよ」「やっちゃってください！」ってずっと菩薩のように見守って下さって（笑）

まい　演技というものが何もわからないまま撮影の6日間がすぎちゃって。やんなっちゃうよね～、牧伸二じゃないけどォ～！（笑）

かおり　私は三度のメッシーよりもプロレスがDAISUKI！　なんですけど、今回ミス・モンゴル選手と試合をさせていただくシーンがモッコリ盛り込まれてまして。ここはガチンコのパツイチ撮りがおこなわれて、私、ものすごい必死なアヘ顔になってると思います（笑）。ド素人の自分がリングに勃つ（立つ）こと自体が恐縮過ぎて、タカビー女の柄にもなく穴という穴から濃いめのマッカランが出ちゃいそうでした。

まい　あと、ずっと憧れだったハケ水車に乗らせていただいたので、もしかしたらスクリーンにちゃんまいの股間のどアップ出てくるかもしれません！　ぶっとびぃ～！

かおり　衣装やアクセサリーも自分たちでこだわって揃えたので、ぜひ注目していただきたいですね。ひとり30着くらいの衣裳を入れた玉袋よろしくズタ袋を現場に運び、シーンが変わる度に着替えて。時間軸もバラバラに撮影するのでアクセサリーも「あの時なにつけてたっけ？」って、まいっちんぐ状態！　6日間を乗り越えられたのも、本当に温かいスタッフのみなさんのおかげです！