今年で芸歴21年目を迎えるピン芸人、永野さん。芸人仲間からも高い評価を受け、「孤高のカルト芸人」と呼ばれています。あまりメディア出演のなかった彼ですが、昨年から「ラッセン」ネタで大ブレイク。BGMに合わせて「ゴッホよりー、普通にー、ラッセンが好きー!」と叫ぶネタといえば、知っている人も多いのではないでしょうか。そんな永井さんの傑作ネタを紹介します。
ブレイク前の2011年、永野さんはGLAYの楽曲「everKrack」のMV(ミュージックビデオ)に出演しました。曲の途中に永野さんのネタが約3分間も流れる画期的な構成のMVです。「リハーサルのGLAYをおふくろのような愛情で見守るドラム」「TAKUROがヒット曲をひらめいた瞬間」「GLAYの楽屋に毎回現れてメッセージを言うロックの神様」など、GLAYのために作られたネタが楽しめます。
2014年には、永野さんと親交のある俳優・斎藤工さんのラジオ番組にゲスト出演しました。斎藤工さんは「面白すぎる方がいる」「永野さんのキャリアも功績も、どれだけ芸人さんに愛されているか知っている」など、永野さんを絶賛。斎藤工さんが衝撃を受けたネタ「五木ひろしさんに捧げる曲」も番組内で披露されました。斎藤工さんを筆頭に、小島瑠璃子さんや、小嶋陽菜さんも永野さんのファンであることを公言しています。
芸歴の長い永野さんは、ネタのストックも相当数あるようです。「ラッセン」ネタの他、「○○さんに捧げる曲」シリーズ、「○○を見たことがないんですけど……」と前置きをしてからの似ていないモノマネシリーズ、「アメトーーク!」で披露し一躍有名になった「すいませんをやりすぎてイワシになった人」などがあります。
先日放送された「アメトーーク!」の「今年が大事芸人」では、「笛吹きボウヤ」「人類史上初、クルマになった人」「クマさん応援大会」「富士山の頂上から2000匹のネコを放つ人」などのネタを立て続けに披露し、爆笑を誘いました。永野さんのネタは、独創的で唯一無二の世界観と、一度見たら忘れられないインパクトの強さ、中毒性の高さが魅力ですね。
長い下積み期間を経て、ついにブレイクした永野さん。これからも新ネタを披露し続けてほしいものですね。最後に、筆者が10年ほど前に実際に永野さんの舞台を見て「天才だ!」と衝撃を受けた「スパイダーマン」ネタをご覧ください。
(圓通(えんつう))
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