人気ゲーム「ダンガンロンパ」シリーズの最新舞台「ダンガンロンパ THE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜2016」が6月16日、東京公演初日を迎えました。
この前日となる6月15日、囲み取材と公開ゲネプロがZeppブルーシアター六本木で行われ、主演の本郷奏多さん、岡本玲さん、神田沙也加さん、山崎静代さん、中村優一さん、七木奏音さん、松風雅也さんが舞台衣装で登壇しました。
同舞台は、2014年に本郷奏多さん主演で舞台化されたものを一部キャストを変更し、東京など全国4都市でツアー公演するもの。2月の制作発表の場で、「2016年はダンガンロンパの年になる!」と述べた本郷さん。新作ゲームや7月放送のアニメ「ダンガンロンパ3-The End Of 希望ヶ峰学園-」など、作品への熱が再び高まっている中での舞台は、2.5次元の演技に定評のある本郷さん主演も相まって注目を集めています。
囲み取材で、「(同作は)再演という言い方をされることが多いが、演出家の田尾下哲さんが加わり、かなり変わった」と本郷さん。演出や台本も抜本的に手直しされ、詳細は伏せたものの、ダンガンロンパが好きな人なら必ずうなってしまうような大きな変更点が最後に一個所あり、それを楽しみにしてもらいたいとニッコリ。“ダンガンロンパが好きな人が絶対に嫌いにならない舞台”がパワーアップしている手応えを報告しました。
超高校級のギャル・江ノ島盾子役の神田沙也加さんも、「新しい演出の下で、すごく整理された部分がたくさんあるので見やすくなったと思う」とコメント。初演から江ノ島を演じてきた神田さんは、「本当にダンガンロンパシリーズのファンで、ゲームの新作を心待ちにして、アニメに興奮して、グッズをいっぱい買って、ガチャガチャをして、今日も(会場にガチャが)あるので気になっている」と、本郷さんに負けないガチなファンっぷりを披露。
江ノ島は自分史上最難・最強の役どころとしつつも、自分が2.5次元の江ノ島になれることはシンデレラストーリーをいただいたような感じだとし、みんなと一丸となって作品の完成度を上げていきたいと話しています。
一方、今回の舞台で超高校級の格闘家・大神さくら役を演じる南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代さん。格闘シーンでパンティが何回見えてしまうかが見どころだと笑い、漫才の舞台で南海キャンディーズとして山ちゃんを殴ってきた経験も生かしながら頑張りたいと話しています。
周りのキャストから「ダンガンロンパに対する愛がすごく強い」と称された本郷さん。7月から放送予定のアニメ「ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-」で御手洗亮太というキャラクターの声を担当することも発表済みですが(関連記事)、アフレコの現場では特別なパワーを注入され、自身の気持ちも“仕上がっていると思う”のだとか。
「アニメの現場には(自身が舞台で演じる)苗木(誠)くんを演じる緒方恵美さんがいらっしゃって。僕が尊敬する声優の先輩なんですが、毎週アニメのアフレコに行くと苗木くんがそこで喋っているので、毎週毎週最新バージョンの苗木くんを聞きながら舞台で苗木くんを演じている」(本郷奏多)
ゲネプロでは、原作へのリスペクトと、舞台ならではの存在感、そして、大胆な演出が作品に新たな魅力を与えているように感じられた今回の舞台。東京公演が6月26日まで行われた後、7月1日・2日に愛知・東海市芸術劇場、7月7日から10日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日から16日まで神奈川・関内ホールで上演されます。
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「原作のイメージを大切にしながら丁寧に演じたい」(本郷さん)