「セーラー服おじさん」はタイにもいた！ 日本のセーラー服おじさんと対面し濃厚コラボを果たす

濃い×濃い＝超濃厚

[藍乃ゆめ，ねとらぼ]

　セーラー服を着て街を歩く姿がネットで話題の「セーラー服おじさん」。日本独特のキャラかと思いきや、なんとタイにもセーラー服おじさんがいるというのです。それを聞きつけた日本の「セーラー服おじさん」こと小林秀章さんが、タイまで会いに行ってきました。

ボーイ・ミーツ・ガールならぬセーラー服おじさん！2人の世界が今始まる……！

ついに並んだ「セーラー服おじさん」の2人は枠に収まる存在か……？（Photo：Piyapat Supatkosit）

カラフルな花に囲まれる2人は、まるでAKBのヘビーローテーションのPVにも出てきそう（Photo：aberabbit）

　タイは今、国王逝去のため国民みんながモノクロの服装で喪に服しています。セーラー服おじさんもそれに合わせ、赤いスカーフではなく、黒のスカーフでタイの街へ。

タイの観光地にあるお土産屋さんの前でポーズを決めるセーラー服おじさん

お土産屋さんの中、タイの有名な僧侶の像に囲まれるセーラー服おじさん……意外となじんでいる

アニメイト バンコク店！　店長である大谷さんもノリがいい

　2人の出会いをセッティングしたのはコスプレ雑誌「COSPLAY MODE」タイ版の編集長。編集長に案内されながら街中を散策した後、ついにタイのセーラー服おじさんことToffieさんと合流。コスプレ専用の写真撮影スタジオで本格的な撮影と相成りました。全てがアーティスティックにかっこよく、時にはめくるめく百合世界になっています。これはすごい……！

まるで映画のジャケットのようなセーラー服おじさんとタイのセーラー服おじさん（Photo：aberabbit）

「キル・ビル」っぽい！ユマ・サーマンさんや栗山千明さんもビックリするかもしれない（Photo：aberabbit）

そして倒されたタイのセーラー服おじさん。さすが歴史が違う（Photo：Piyapat Supatkosit）

女子学生が戯れるかのように……（Photo：Piyapat Supatkosit）

額縁を挟んで向かい合わせになって「私の若かりしころ」……この2人、年の差は26歳あるという……（Photo：Piyapat Supatkosit）

理系らしく数式を黒板に書いて学生モード。数学の公式の中で最も美しいものとされている「オイラーの公式」を選ぶのはさすが！（Photo：Piyapat Supatkosit）

黒板にハートが描かれ、見つめ合う笑顔の2人……百合世界だな、とても濃厚な（色んな意味で）　（Photo：Piyapat Supatkosit）

寄り添うセーラー服おじさんたち。なんだかとってもかわいく見えてきた……（Photo：aberabbit）

かわいい。かわいい……（Photo：aberabbit）

　見ていると濃厚な2人がかわいく見えてくる……ような、気がしなくもなく。すごくクセになるのは筆者だけでしょうか。撮影後のオフショットでは「マリア様がみてる」にあるような、先輩が後輩のタイを直すシーンまで！

「タイが曲がっていてよ」と直す祥子様のような小林さん

喪に服す世間を歩けるように予備の黒いスカーフに交換してあげたのでした

　タイのセーラー服おじさんToffieさんは、普段はパソコンやモバイル機器のテクニカルサポートの仕事をしている27歳。エンジニアの小林さん（53歳）と同じく理系です。2年ほど前から週末に女装して出かけ、ネットで話題に。小林さん同様、女の子になりたいから女装しているわけではなく、人に楽しんでもらうためのエンターテイメント目的で女装しているとのこと。以前はドレスが主でしたが、今年に入って学生の制服を着るようになり、友人を介して小林さんを知ったそうです。

　日本に来たことはないけれど日本のものが好きだというToffieさん。「いつか一緒に仕事ができるといいなぁ」と話します。小林さんは、理系同士だし、「いっそのこと、アイドルユニット組んで活動する？」と提案。お互いに「非常に楽しく、ずっとはしゃぎまくりだった」「2人の心が通い合うシチュエーションがもうおかしくておかしくて。学園的ファンタジー世界にガラにもなく入り込めた」と充実した時間を過ごしたようです。

　Toffieさんは日本に行きたいと話していたので、今度は来日したタイのセーラー服おじさんと日本のセーラー服おじさんが並ぶ姿を生で見られるかもしれません。今後の2人に期待！

普段のToffieさん

実は以前、小林さんがタイを訪れたときに普段の姿のToffieさんと会っていた！

Toffieさんが好きだというPerfumeのPVを思わせるショット。もしかしたらこんなアイドル活動をする姿が見れる日が来るかも……？（Photo：aberabbit）

（藍乃ゆめ）