12月8日発売のPS4専用ソフト「龍が如く6 命の詩。」の完成披露会が7日に都内で開催され、キャストの黒田崇矢さん、藤原竜也さん、小栗旬さん、真木よう子さん、宮迫博之さん、大森南朋さん、ビートたけしさん、そして名越稔洋監督が出席しました。
累計800万本を超えるヒットシリーズ「龍が如く」は、欲望渦巻くネオン街で生きる男たちの熱いドラマを体験できるアクションアドベンチャー。シリーズを通して主人公・桐生一馬を演じてきた黒田崇矢さんは、「20歳くらいから48歳までを演じているんですけれど、その間にいろいろなことが起きて経験値も増えているので、1本1本深みが増していければいいなと思って演じたが、桐生は若いときから一貫して変わらない正義感や絶対に動かない性格もあるので、それはそのままで」と演技のこだわりを明かしました。
「龍が如く3」以来のシリーズ出演となった藤原竜也さんは、「今回は、宮迫さんと一緒にいるシーンが多いんですが、宮迫さんが先に声を入れていてくれたので、楽しみながらやらせてもらいました。非常にやりやすかったです」と、宮迫さんへ感謝。第1作からのファンだという小栗旬さんは「大筋のストーリーも面白いんですけれど、サブゲームがいっぱいあって、本編を忘れてそっちにばかり時間を使うこともあって、いつも楽しいと思いつつやっています。けれど、一度も達成率で100%になれたことがなくて……」とプレイヤー目線で語りました。
同作で広瀬一家の総長を演じたビートたけしさんは、名越監督との出会いがカラオケ屋だったことを明かし「いいシャンパン飲ませてもらった。これだけもうかるんなら俺も出ようと思って」と出演することになった意外な(?)経緯を明かしました。
映画とゲームの相違点について「こっち(ゲーム)のほうが楽ですね。セリフを読んでいろいろワーッとやってくれて、アクションも全部作ってくれて。俺は本当は下手ですからね。これ、うまいね」と出来栄えに感心した様子だったたけしさん
さらに、たけしさんは「自慢じゃないですけど“日本一のクソゲー”を作ったことありまして」と今や伝説となっているゲームソフト「たけしの挑戦状」を振り返り、「子どもが泣き出して親がクレームをつけて社会問題になったクソゲーを作りましたけれど、今はプレミアがついている。いかに両方とも必要かっていうのがわかる」と語り、会場を沸かせていました。
そんなたけしさん演じる総長の子分・南雲を演じた宮迫博之さん。広島弁で演じるのが大変だったようで、「広島弁をちゃんとしゃべっているのは僕だけなんです。方言指導の方がついて、大阪弁と広島弁は似ているのでつい大阪弁になってしまうので、ものすごく大変な時間を要してやったんですが、ふたをあけてみたら組長(たけしさん)が標準語やったんです。衝撃的でした」と苦労と驚きを告白。
「後々ね、ホンマの広島の方から、僕のTwitterに『全然できてなかった』とか言われるんですよ。あんなに頑張ったのに……俺だけ頑張ったんだ!」と漏らす宮迫さん。とはいえ、自身の役柄には満足している様子で「たけし軍団でもないのに、たけしさんの子分をやれるのが夢のようだった」と尊敬する先輩との共演を喜びました。
広島弁をしゃべらなかったことについて、たけしさんは自身の役柄を「広島生まれの東京育ち(笑)」と説明すると、宮迫さんは「そんな設定聞いてない」とツッコミ。さらにたけしさんが「自分は足立区で訛(なま)りが強いんですよ。標準語は全国ネットで皆が分かる言葉だけれど、うちのほうになると何言っているか分からない標準語の人がいるので、だから考えようによっては広島弁だなと」と独自の方言論を展開すると、「全然違います」とこちらもツッコミを入れた宮迫さんでした。
ガダルカナル・タカさんがMCを務め、たけしさんらの面白トークで何度も笑いが起こった完成披露会。最後は名越監督が「キャストも豪華ですが、すべての面において革新的な進化を遂げた素晴らしいコンテンツになった。ぜひ期待して楽しんでほしい」と締めくくりました。
(田下愛)
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