advertisement
永井豪作品「鋼鉄ジーグ」をオマージュしたイタリア映画「皆はこう呼んだ、『鋼鉄ジーグ』」の、日本公開が正式に決定しました(関連記事)。2017年5月より、ヒューマントラストシネマ有楽町や新宿武蔵野館など、全国で順次公開されます。
日本公開に寄せて、永井豪さんは「犯罪と汚濁まみれのローマの下町で、アニメヒーロー『鋼鉄ジーグ』に憧れる女性のため、正義の戦いに立ち上がる“男の純情”が美しい!!『ガンバレ、君は鋼鉄ジーグだ!!』」と熱くコメント。また、日本版ではナレーションをエンケンこと遠藤憲一さんが担当することも分かりました。
映画は「鋼鉄ジーグ」の実写化ではなく、同作を重要なモチーフにしたヒーローものです。主人公のエンツォは、ひょんなことから超能力を得た小悪党。最初は能力を悪用するも、闇の組織に殺された恩人の娘、アレッシアを世話するようになってから、正義に目覚めていきます。
「鋼鉄ジーグ」の大ファンだった彼女は、やがてエンツォを同作の主人公、司馬宙(ひろし)と同一視するように。いつしか2人には愛情が芽生えますが、その前に闇の組織が立ちはだかります。
フィーチャーされた「鋼鉄ジーグ」は、1975〜1976年放送のロボットアニメ。サイボーグの司馬宙が頭部に変身し、手足のパーツと磁力で合体しロボットとなる、独特のコンセプトが光る作品でした。
そこから発展して生まれた映画は、イタリアのアカデミー賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で最多7部門受賞の快挙。モチーフをリアルタイムで見ていた世代には思い出の作品が出世して帰ってきたようで、感慨深いものがあります。
予告編
(沓澤真二)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 永井豪「鋼鉄ジーグ」にインスパイアされたイタリア映画「皆はこう呼んだ 『鋼鉄ジーグ』」、イタリアのアカデミー賞で最多ノミネート・最多受賞
日本でもゴールデンウィークに特別上映されます。 - 日本過酷すぎぃ! フランスのクリエイターが語る高待遇な海外アニメ業界
日仏で活躍するクリエイター、吉田クリストフさんに聞いてみました。 - 若い子知らないやつだこれ! 永井豪原作「鋼鉄ジーグ」最新作公開、作画は風忍
マグネットパワー・オン! - 「超合金」から新シリーズ「超合金の塊」爆誕 「マジンガーZ」「ゲッタードラゴン」が手のひらサイズに!?
第2弾は「藤子・F・不二雄キャラクターズ」。 - 「マジンガー」シリーズのロボが美少女に! アニメ「ロボットガールズZ」来年放送
「ロボットガールズZ」ではマジンガーZやグレートマジンガーがかわいい女の子になって地下帝国と戦う。