プラグとコンセントの間にホコリが蓄積し、湿気を帯びることが原因とされる漏電、「トラッキング現象」。その被害に見舞われた人が注意喚起のツイートを行っています。
「異臭と煙で何かと思ったら、水槽用に長年つなぎっぱのプラグのこの姿」と真っ黒に焦げたプラグとコンセントの画像を投稿したのは漫画家のなるしまゆり(@YURINARUSHIMA)さん。
被害状況について聞いてみると、「水槽の置いてあった部屋中に白い煙が充満していた」とのこと。しかし焦げた部分のコードが壁から少し離れていたことと、発煙からすぐにプラグを引き抜いたことにより大事には至りませんでした。
今回の事故の原因は「水槽」のプラグですが、国民生活センターも1996年から「観賞魚用水槽セット」に関する注意喚起を行っています。一般論として「電源コードがショートしたり、電源プラグ部分のトラッキング等の事故は、水槽セットに限らず他の電気製品でもみられる事故である」としつつ「水槽の場合は、水や塩分が、長時間差し込んだままの電源プラグの刃と刃の間のホコリに付着して、トラッキング現象が発生しやすい」としています。
これらの対策については、水槽の水がかからないくらい高い位置に電源プラグを置くことや、高い位置にプラグがない場合は、水槽から離して設置することを「消費者へのアドバイス」として掲載。いずれの場合も、コード等が濡れないよう注意することとしています。また電源プラグはコンセントやマルチタップの間に隙間が生じないようしっかりと差し込み、たまったホコリ汚れは定期的に取り除きましょう。
水槽以外にも、エアコンや扇風機、冷蔵庫などあらゆる電化製品で起こる可能性のある「トラッキング現象」。トラッキング対策が施されたプラグやコンセントも市販されていますので、これらを活用することも対策の一つとなりそうです。
画像提供:なるしまゆり(@YURINARUSHIMA)さん
(Kikka)
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