ブラックボックス展について、なかのひとよ氏がMedium上に謝罪文 「表現者として大きな責任を感じている」
「すべての関係者の皆さまに多大なるご迷惑・ご心配をおかけしておりますことを、謹んでお詫び申し上げます」
5月6日からギャラリー「ART & SCIENCE gallery lab AXIOM」(東京・六本木)で行われた「ブラックボックス展」の中で、“痴漢された”などの声が相次いだことについて、主催者・なかのひとよ氏(@Hitoyo_Nakano)が、「BLACK BOX とこれから」と題した謝罪文をMedium上に公開した。
謝罪文の中で同氏は「すべての関係者の皆さまに多大なるご迷惑・ご心配をおかけしておりますことを、謹んでお詫び申し上げます」と謝罪。また、「このたびの事態に対し、いち表現者として大きな責任を感じ続けております」と自身の責任についても言及している。
ブラックボックス展は、黒幕で仕切られた真っ暗な空間に案内されることそのものをアートにしたイベント。内容は事前に明かされていなかった他、内容を外部に漏らさないよう秘密の同意書が交されており、問題が表面化したのは展示が始まってから数週間後だった。
同氏によると、当初ブラックボックス展には「過去の活動・想いを知る層の来場者」が多かったものの、口コミが広がるにつれて予期しない事態(床のタイルを剥がす、壁を破損させる)が発生するようになったとのこと。なお、SNS上ではこの展示で「痴漢を受けた」との指摘が相次いだが、謝罪文の中で痴漢に関する具体的な記述はない。
また、今後については「もし許されるのであれば、表層に望まぬ事態を生んでしまったからこそ、深部の本質にはより注視していきたい。これから私に何ができるのかを問い続けながら、前進していきたいと思っております」と独自の表現で言及した。
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