『ビブリア古書堂の事件手帖』が黒木華&野村周平で映画化! 「原作を安心してお任せできる」と原作者も太鼓判
2013年には、剛力彩芽さん主演でテレビドラマ化されています。
三上延さんの人気ミステリー小説『ビブリア古書堂の事件手帖』が、女優の黒木華さんと俳優の野村周平さんのダブル主演で映画化されます。監督は「しあわせのパン」「繕い裁つ人」などを手掛けた三島有紀子さん、脚本は渡部亮平さんと松井香奈さん。2018年に全国ロードショーです。
主人公は、古書店「ビブリア古書堂」の店長で極度の人見知りな篠川栞子と、活字恐怖症ながら古書店を手伝う五浦大輔。人並み外れた古書の知識を持つ栞子と、持ち前のタフさを生かした大輔が、古書にまつわる謎や秘密を解き明かしながら事件を解決していく物語です。原作は、越島はぐさんのイラストで、2011年から2017年までメディアワークス文庫から刊行。2012年にはコミカライズ連載もされ、2013年には剛力彩芽さん主演でテレビドラマ化もされています(関連記事)。
栞子を演じる黒木さんは、ミステリアスな役柄にプレッシャーも感じていたそうですが、監督と話し合いながら細かいしぐさを決めていったとのこと。「ミステリー映画として謎解きがすごく面白く、さらに栞子と大輔の恋愛など、いろいろなところに注目してお楽しみいただける作品だと思います」と語っています。
一方、五浦役を演じる野村さんは、「僕も活字に少し苦手意識があったりするので(笑)、大輔と共通点が多く、すごく入りこんで演じられています」と冗談まじりにコメント。映画については、「ビブリアの魅力的な世界観に浸っていただきたいです。キュンとするような淡いラブストーリーもあります。そして何より、本が読みたくなるような作品だと思います」とアピールしています。
原作者の三上さんは、三島さんやスタッフとの打ち合わせの中で「原作を安心してお任せできる」と確信したとのこと。監督の三島さんは、原作で描かれた「書いた作家の想い、読んでいた人の想いがひとつの本という形になってそこに存在している」という世界に魅了されたと述べ、「そんな空間(ビブリア古書堂)にまず実際に行きたい」「栞子さんと大輔、それぞれのキャラクターと会いたい」との思いで制作を始めたと語りました。
今年2月には、アニメ映画化企画が進行していることも明かされています(関連記事)。
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フジテレビの「月9」で「ビブリア古書堂の事件手帖」をドラマ化する。