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「映画ハピネスチャージプリキュア!」の興行収入はなぜ半減した? 2014年の出来事から考えるサラリーマン、プリキュアを語る(3/3 ページ)

映画キラキラ☆プリキュアアラモードが絶好調の今だからこそ、語るべきことがある。

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回復には3年かかる

じゃあ、その年は悪くても、アナ雪、妖怪の影響が無くなった翌年は回復するのではないか? と思うかもしれません。

 一般的にプリキュアは4歳〜6歳がメイン視聴者です。

 もちろん上にも下にも例外はいますが、単純化して、この4、5、6歳の3年サイクルで1周して全ての女児が入れ替わると仮定します。

 イメージ的には、年が変わるごとに新規の4歳児が見るようになり、半減した年の子どもが卒業していき、3年で元の水準に戻るのです。


 一度半減した興行収入は、すぐに回復しません。それはプリキュア映画を見に行く子どもの数が翌年になっても一時的に減っているから仕方がないのです。

 一度プリキュア映画を見に行く習慣が途切れると、次のプリキュア映画には行かなくなる確率が高くなり、新規層が入ってくるまでなかなか回復しないのです。

 徐々に回復していき、3年で元に戻れば、コンテンツとしての力は健在であると思います。

 2017年、キラキラ☆プリキュアアラモードの映画は絶好調です。

 これは、今年の「キラキラ☆プリキュアアラモード」が優れているのはもちろんのこと、過去3年間でプリキュアが子どもたちに受け入れられていた「信頼の証」でもあるのです。

映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ
もちろんミラクルライトの応援もあります(YouTubeから)

何が言いたいかというと

 結局のところ、何が言いたいかというと、

 「映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」を見よう! そして広めよう! ということです。

 あの名作映画を「まだ見たことのない子ども、大人がたくさんいる」というのはあまりにも、もったいないと思うのです。

 「映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリっと!想い出のミルフィーユ!」を見て、プリキュア映画に興味をもったそこのあなた、この「映画ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ」も見てみてはいかがでしょうか。

 もう見たことがある、というそこのあなた。まだ見ていないお友達に教えてあげてください。

 個人的には「好きなプリキュア映画を3つ挙げろ」と言われたら必ず入る、超名作映画なのです。

 「プリキュアにも、できないこともある」という現実を突きつけられつつも、それでも友達のために戦おうとするプリキュア。ミラクルライトの応援から、熱い挿入歌を経て感動のラストバトルへ。熱い展開が待っています。

映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ
ハピネス映画はストーリーの良さにも定評があります。挿入歌が熱い!(YouTubeから)

 キラキラ☆プリキュアアラモードの映画とは、全く違った作風なので、違った気分で楽しめると思います。

 レンタルDVDという手もありますし、各種オンデマンドでも見ることが出来ます。ぜひ、一度見てください。

 「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」。

 興行収入的には奮いませんでしたが、それは外的要因が強すぎたのです。

 「興行収入」と「映画の面白さ」には、全く相関がないことをあなたの目で確かめてください。

 この名作映画、見ていないのは、あまりにももったいない。

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