入試シーズン恒例となっている京都大学の「折田先生像」が2018年も出現。人気ゲーム「どうぶつの森」に登場するキャラクター「リセットさん」に扮した姿で受験生を激励しました。
大学構内には1997年まで、京都大学の前身である旧制三高の初代校長、折田彦市さんの功績をたたえる銅像が建てられていました。しかし、その銅像への落書きやイタズラが相次いだことで撤去されており、現在では受験シーズンになると何者かによってハリボテの「折田先生像」が設置されることが恒例。2017年にはお笑い芸人の「コウメ太夫」さん(関連記事)、2016年は任天堂のキャラクター「カービィ」(関連記事)、2015年にはアニメ「サザエさん」の中島くん(関連リンク)がモチーフに選ばれてきました
今年設置された「リセットさん」とは、モグラのキャラクターで、ゲームをリセットしたり、電源を切ったり、セーブせずにゲームを終了したりすると登場。関西弁を使ってハイテンションでプレイヤーをお説教する姿は同シリーズのお約束となっていて、一部のファンから熱烈な支持を集めています。
そんな「リセットさん(折田先生像)」の存在が京都大学構内で目撃されたのは2月25日の深夜で、傍らには「折田彦市先生はリセット監視センターの職員としてプレイヤーへの注意に尽力し、京大にリセット禁止の学風を築くために多大な功績を残した人です。どうか次回作はオートセーブにしないでください。みしらぬネコ」という看板も設置される力の入れようでした。
さらにこの像は時間経過とともにアップデートされていくのも特徴で、お昼ごろには平昌オリンピックで話題になった謎オブジェ「モルゲッソヨ」のネームプレートや、節分に使われたのであろう鬼のお面、「京大入試の魔」という張り紙が施されるなどのカオス展開に突入しました。
また古代エジプト神話に登場する「メジェド」をモチーフにした被り物体験コーナーや、テレビアニメ「からかい上手の高木さん」風の立て看板、「ポプテピピック」のワンコーナー「ボブネミミッミ」風に「何気ない出題ミスが、受験生をきずつけた」と京大入試の出題ミスを痛烈にDisる看板も設置されました。
受験生の不安をくすっとくる笑いで吹っ飛ばしてくれる「折田先生像」。来年は一体どんなモチーフが選ばれるのでしょうか。
(Kikka)
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