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【スポーツ雑学】軟式テニスが日本で生まれたのは「ボールが足りなかったから」

最初の理由は、切ない。

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 軟式テニスは、実は日本発祥。現在は国際的にも普及していますが、同競技の誕生には「硬式テニスをしたかったけど、ボールが足りなかった」という何だか切ないエピソードが関わっています。

 身近なものもよく調べてみると、知らないことが多いもの。今回は、スポーツにまつわる雑学をいくつか集めてみました。

軟式テニスが生まれたちょっと切ない理由



 イギリスで硬式テニスが誕生したのは1874年といわれており、その数年後には日本にも紹介されています。しかし、当時(明治初期)の日本はテニスボールを作ることができず、輸入しようにも高価格でした。

 そこで代わりにおもちゃのゴムボールが使われるようになり、軟式テニスが誕生(1884年)。1890年には、国内で軟式テニス専用ゴムボールの製造もスタートしています。

日本には「デッドボール」という危険そうな名前のスポーツがあった

 「ドッジボール」は誕生したばかりのころ、「デッドボール」という何だか危険そうな名前で呼ばれていました。攻撃チーム、防御チームの2組に分かれて行われ、防御チームはボールに当たったら「デッド」になるというルールでした。

 「デッドボール」は1909年に日本に紹介され、1926年から「ドッジボール(ドッジはよける、身をかわすという意味)」に改名。ちなみに、「キャッチしたらセーフ」というルールが導入されたのも、このころ。

昔のボクシングは「かみつき以外何でもアリ」だった

 ボクシングの原型となったのは、古代オリンピック大会の正式種目にも採用されていた「ピュージリズム」。拳に革ひもを巻いて戦う格闘技でしたが、その後、「かみつき以外何でもアリ」という危険な競技に変化してしまったそうです。

 ピュージリズムはローマ帝国でも行われましたが、「残虐な見せ物」として楽しまれる傾向が強かったことから、西暦404年に禁止。17世紀のイギリスで再び試合が行われるようになりましたが、復活するまでに約1200年間かかってしまいました。

自転車ロードレースの選手は、走行中におしっこすることがある



 長時間にわたってレースが行われることもある、自転車ロードレース。競技中に尿意を催してしまった場合、こと男性選手に関してはいわゆる「立ちション」で対処してしまうことも。

 見えにくいところで自転車を止めて用をたすだけではなく、チームメイトにサドルなどを押してもらって、自転車に乗ったまま放出する場合もあります。そんなことをしても転倒しないバランスの良さも、ある意味、日々の練習のたまものかもしれません。

1年半しか放送されなかった「幻のラジオ体操」

 ラジオ体操の歴史は長く、現在使用されているものは3代目にあたります。初代は1928年に制定されましたが、終戦後の1946年に終了。代わって2代目が放送されるようになったのですが、戦後の混乱のせいで放送時間が不安定、難しい動作が含まれていたなどの理由から定着せず、わずか約1年4カ月で終了。

 ちなみに、2015年には2代目ラジオ体操第3を復刻したDVD付き書籍などが発売されており、YouTube上には実際の動きが分かる公式動画が。かなりテンポが早く、ちゃんと音楽に合わせて動くには練習が必要そうです。


下半身、上半身に同時に効きそう

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