体にリアルなペイントを施したり、漫画やイラストを描いたり、映像作品なども制作しているチョーヒカルです。毎月、嫌がるねとらぼ編集部ののとを引き連れて“ゲテモノ”の食レポをしていきます。
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チョーヒカル プロフィール
体や物にリアルなペイントをする作品で注目され日本国内だけでなく海外でも話題になる。イラスト、立体、映像作品などを制作。自身初の漫画『ストレンジ・ファニー・ラブ』が絶賛発売中。
第7回目:バロット
ゴキブリや犬の肉、ヤギのキンタマなどいろいろなゲテモノを食べてきましたが、今回が一番強敵でした……。
主にフィリピンや東南アジアで食されているバロットは、産卵から10日から18日ほど経過した孵化しかけのアヒルの卵。現地では主に市場や屋台などで売られており、滋養強壮に良いとされています。
いつか食べてみたいという好奇心はありましたが、都内で取り扱っている店舗は少なく、上野の野澤屋さんでもタイミングによってはなかなか入荷しないときも。ようやく入荷したとのことで、期待と不安を胸に卵の殻を割ってみると、ヒナの形状がチラリ。“検索してはいけない言葉”にも浮上するのも納得の衝撃的なビジュアルでした。
チョーのあとがき
来ました。来ましたよ、大物が。バロット。またの名を死胎蛋。
温度管理などが一定ではないため個体差があり、ヒナ部分がどの程度出来上がっているかは割ってみてのお楽しみです。
濡れた毛と獣臭が食欲をごっそり削いでいきますが、味はまあまあ。好んで食べることはないかなという感じです。
それにしても、普通のゆで卵と成分は変わらないのに、なんだってこんな抵抗があるものか。卵だって成長した肉だって食べるのに、それが同時に提供されると面食らってしまうのはなんとも不思議。みなさんもぜひこの感覚を試してみてください。
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なぜか笑いが起きる。