サクッと読めて、会社や学校でちょっと知ったかぶりできる「マンガで雑学」。今回は言葉に関する雑学3つをお送りします。
雑学その1:“現代人には絶対解けない”室町時代のなぞなぞ
「母には二度会うけれども、父には一度も会わない」、なーんだ?
これは、時代の流れで答えがなくなってしまった室町時代のなぞなぞです。当時の正解は「くちびる」。その理由は「母(はは)」と発音するときは上下のくちびるが2回接触し、「父(ちち)」のときは接触しないというものだったとか。
しかし、現代人が口にすると、「はは」「ちち」ともにくちびるが接触しないはず。日本語の発音が変わり、問題の前提条件が崩れてしまったというわけです。もうなぞなぞとして楽しむことはできませんが、学問の世界では、録音装置がなかった時代の発音を教えてくれる資料として活用されることがあるようです。
雑学その2:ゴリ押しの「ゴリ」って何?
「ゲームのゴリ押しプレイ」などの形で使われる「ゴリ押し」。この「ゴリ」は、川底に生息する小さな魚などの総称といわれています。地域によって指す魚の種類が異なるのですが、ハゼなどを意味することが多いそうです。
ゴリの漁には「板を使って川底の石を動かし、石の下などに隠れているゴリを強引にかごの中に追い込む」という手法が。一説には、この漁のやり方が強引なことから「ゴリ押し」という言葉が生まれたとか。
雑学その3:昔のかまぼこは、現在で言うところの「ちくわ」
「かまぼこ」という言葉の誕生には、「神功皇后が鉾(ほこ)の先に魚肉をつぶしたものを塗りつけ、焼いて食べた」という伝説が関わっているとか。この食べ物が植物の蒲(がま)の穂に似ていることから、「蒲鉾」(かまぼこ)と呼ばれるようになったといいます。
この“かまぼこ”はかつて高級品だったのですが、江戸時代中期以降、町人なども口にするように。すると、「武士の魂である鉾を食べるとは」とケチをつける武士が現れるようになったとか。これを嫌がった庶民が「竹の切り口に似ているから『竹輪(ちくわ)』」と呼び始めたことから、「かまぼこ→ちくわ」という名前の入れ替わりが起こったといわれています。
他にもある! こんな雑学
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