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四角形の色は一定のはずなのに、動画を見つめていると色が変化しているようにしか見えない。立命館大学の北岡明佳教授がTwitterに投稿した錯視動画がふしぎです。
右端がシアン(青緑)系、左端がマゼンタ(赤紫)系のグラデーションになった背景。動画ではその上を、中間の色味の四角形が左右に移動します。説明文によると四角形の色味は一定とのことですが、右側に動くとマゼンタ系に、左側に動くとシアン系に変化したように見えます。でも、一時停止して四角形の中の色味だけを抽出してみると確かに色が一定であることが確認できます。人体の神秘を感じる。
動画はデジタルアニメーションで表現されたものと、紙にプリントした背景の上を四角く切り取った紙を指で動かすアナログな動画の2種類が投稿されています。アナログな動画でもしっかり色が変化しているように見えてすごい。
この動画は色の対比錯視(周囲の色と反対の色あいに誘導されて見える現象)のデモとのこと。北岡教授は他にも自身のTwitterやサイト上でさまざまな錯視動画、静止画を公開中。ねとらぼでも過去にシアン系色なのにイチゴが赤く見える画像(関連記事)や、「どうしても全部同時に認識できない12個の点」の画像(関連記事)などを取り上げていました。
動画提供:北岡明佳教授(@AkiyoshiKitaoka)
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