スマホを置くと盤面が光って魔法陣を描き、まるで魔法の力で充電しているかのように見せるワイヤレス充電器、「魔法陣充電器」がTwitterで28万近くリツイートされるまでの注目を集めています。発信元は7月に開設されたばかりのアカウント「6秒商店」。この奇抜なプロダクトを生み出したのはいったい何者なのか? 運営元のCHOCOLATE incを取材しました。
同社は映像を軸に、アナログゲームや漫画企画など、幅広いジャンルのコンテンツを制作しています。6秒商店は「映像起点の商品開発」をコンセプトとする新企画。アイデアをまず映像で見せて、話題になったら製品化するという試みだそうです。
主なメンバーは、忍者女子高生やlyrical schoolのスマホジャックMVを手掛けたプランナー・栗林和明(@kri1226)さん(関連記事1/2)、「仕込みiPhone」を制作した映像作家・森翔太(@ShotaM0ri)さん(関連記事3)、そして人気のTwitterハッシュタグ「あたりまえポエム」と「54字の物語」の源流となった企画作家・氏くん(@ujiqn)さん(関連記事4/5)。魔法陣充電器は、氏くんさんが昔から作りたかった念願の一品なのだとか。
話題のネットコンテンツを生み出してきた彼らが中心となり、映像制作に向けた企画会議を毎月実施。数十の案から6つを選び、制作・美術チームが形にします。必要があれば、CGチームが合成を加えて発信することも。
9月分の企画としては、こするたびに断末魔が聞こえる「断末魔消しゴム」と、荘厳すぎるつけもの石「漬物大仏」も公開。魔法陣充電器も含め、3作品全てに一定以上の反応があったため、今後すぐに製品化を進めたいとのことです。
「販売の時期や方式は検討中で、正式発表までは時間がかかるが、ECサイトは確実に用意したい」と担当者。今回の反応が良かったので、月に6回企画を公開する方針から、さらにペースを上げていきたいと語りました。
(沓澤真二)
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