劇場公開中のアニメーション映画「若おかみは小学生!」が、韓国で開催された第20回プチョン国際アニメーション映画祭(BIAF2018)長編部門で、優秀賞と観客賞を受賞しました。ダブル受賞は2016年の映画「君の名は。」以来の快挙です。
「若おかみは小学生!」は、講談社「青い鳥文庫」で累計発行部数300万部を誇る人気シリーズ(原作:令丈ヒロ子さん、絵:亜沙美さん)。2018年4月から9月にかけてテレビアニメが放送され、最終回直前の9月21日に劇場版が封切られました。
作品を手掛けた高坂希太郎監督は受賞に際し、「何て表現したらよいか……3年間に及ぶ長い製作期間、こんな名誉を賜るとは想像すらしていませんでした」と謙虚にコメント。同作が2003年公開の「茄子 アンダルシアの夏」以来15年ぶりの劇場公開作となった高坂監督ですが、「スタッフと共に分かち、次回作の糧にしたいと思います。どうもありがとうございます!」と、早くも次回作への期待高まる言葉も寄せています。
「若おかみは小学生!」は、交通事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館「春の屋」で暮らすことになった小学6年生のおっこ(関織子)が、ユーレイのウリ坊(立売誠)や同級生でライバル旅館の跡取りの“ピンふり”こと秋野真月らに助けられながら若おかみとして成長していく物語。公開当初は客足が伸びず苦戦を強いられていましたが、Twitterなどで「大人でも泣ける」「今年のベスト映画だった」「5回目の鑑賞」と高く評価する口コミが続出。新規上映館や上映回を増やす映画館が出てくるなど、いま最も注目されるアニメ映画の一つとなっています。
何て表現したらよいか……
3年間に及ぶ長い製作期間、こんな名誉を賜るとは想像すらしていませんでした。
この想定外の受賞に、関わってくれたスタッフ達みんなもきっと喜んでくれると思います。
それを想うとまた嬉しいです。
在り来たりですが、「嬉しい」と「驚き」と、そして「感謝」しか言葉にできません!
ありがとう! ほんとうにありがとうございました!!
スタッフと共に分かち、次回作の糧にしたいと思います。
どうもありがとうございます!
――高坂希太郎監督のコメント
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