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【マンガ】なぜ鉛筆を使いきるのは難しいのか 筆記距離から考える「削ると短くなるから」以外の理由

ホルダーなどがあれば、短くなってもある程度使えるわけで。

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 シャープペンシルなどと違って、使っていると次第に短くなってしまう鉛筆。それを使いきるというのは、なかなかできることではありません。

 しかし、実はこれ以外にも“なかなか鉛筆が使いきれない理由”があるのだとか。今回は、筆記用具の雑学をご紹介します。

解説

 筆記用具の性能を示す概念の1つに、「筆記距離」があります。文字通り、メートルなどの単位を使って「書ける長さ」を表したもので、ざっくり言うと、この値が大きいほどたくさん書けるというわけです。

 例えば、油性ボールペンの場合は、JIS規格で「300メートル以上」と定められているのですが、実際には1キロを超える製品も数多く見られます。また、日本筆記具工業会によると、シャープペンシルの芯は「0.5ミリの芯(HB)1本で約225メートル」書けるとのこと。10本入りのケースを用意しておけば、2キロ以上書ける計算になります。

 では、鉛筆の場合はどうか。調査方法などの違いもあるため、単純な比較はできませんが、日本鉛筆工業協同組合によると、その筆記距離は約50キロに上るとのこと。研ぐときに芯も多少削れてしまうこと、握れなくなるほど短くなるまで使うのは現実的ではないことを加味しても、ボールペンなどをはるかに上回る数値だといいます。

 鉛筆を使いきれる人/使い切れない人の違いとして「短くなっても何とかして使うかどうか」という点が考えられますが、それ以前に持ちが良すぎて、短くなる前になくしたり、買い替えたりしてしまう人もいるのでは?

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