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列車の中に枯山水!? ネットで話題、京都を走る阪急電鉄のすごい和モダン列車の正体とは

阪急電鉄の新型列車が「旅館みたい」「凄すぎる」と話題に。

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 関西の大手私鉄「阪急電鉄」が運行しているとある列車内で撮影された写真が、ネット上で大きな注目を集めています。とても列車の中とは思えない高級感が漂う空間に驚きの声が集まっていました。

阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
これが列車……? 内装が豪華すぎる(画像はhytさんのTwitterより)
阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
座席レイアウトも一般的な列車とは異なります(画像はhytさんのTwitterより)

 写真を投稿したのはTwiiterユーザー・hyt(@neconokuni)さん。「これ無料で良いんかいな」と添えて投稿された写真は、和モダンなインテリアで統一された空間が写し出されており、小さいながらも立派な枯山水が作られているなど、列車の中とは思えないような光景が広がっています。

阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
車内には枯山水まで作られている(画像はhytさんのTwitterより)
阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
ここはどこだっけ……?(画像はhytさんのTwitterより)

 hytさんの投稿は4万5000回以上リツイートされ、15万件を超えるいいねを集めています。写真を見た人たちからは「これは凄すぎる」「旅館みたい」「これが無料!?」といったコメントが寄せられているこの列車、その正体は……観光特急「京とれいん 雅洛(がらく)」。阪急電鉄で2019年3月23日から運行開始した特別車両です。

阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
観光特急「京とれいん 雅洛」外観イメージ。2019年3月23日から運行開始(画像は阪急電鉄のプレスリリースより)
阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
デザインイメージ図(画像は阪急電鉄のプレスリリースより)

 雅洛は京都へ向かう国内外から訪れた観光客をターゲットとして「ご乗車されたときから京都気分」をコンセプトに開発された新型「京とれいん」で、車内設備として無料Wi-Fiを完備した6両編成で運行されています。

 各車両の内装は日本の季節と植物がテーマになっており、1号車は秋と楓、2号車は冬と竹、3号車は春と桜、4号車は夏と葵、5号車は初秋と芒(すすき)、6号車は早春と梅をイメージ。外国人観光客から高い人気を得ている「枯山水」、寺社建築で用いられる「円窓」、日本の伝統文様「七宝文」などを用いた豪華な内装が特徴となっています。

阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
向かい合わせのボックスシートもある(画像は阪急電鉄のプレスリリースより)
阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
観光列車らしく窓の景色を楽しめるよう配慮された座席レイアウト(画像は阪急電鉄のプレスリリースより)
阪急電鉄 京とれいん 雅洛 がらく 京都
寺社建築で使われる「円窓」を採用しているのも特徴(画像は阪急電鉄のプレスリリースより)

 この観光特急「京とれいん 雅洛」は、梅田と河原町の区間で1日4本。土日祝ダイヤが適用される日のみ運行しており、追加料金ナシで乗ることができます。詳細な発着時間など、運行スケジュール阪急電鉄の公式ページで確認できます。

画像提供:hyt(@neconokuni)さん

春山優花里

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