エネルギープラント設備の建設およびメンテナンスを手掛ける、日本建設工業のWebCMが異様なインパクトを放っています。制作は「石田三成CM」や「77部署合体ロボダイキギョー」を手掛けた藤井亮(@ryofujii2000)さん(関連記事1/2)。もう令和の世だというのに、昭和感バリバリのモノクロアニメに仕上げるセンスがさすがです。
始まるなり「よい〜しょ〜!」と、社員らしき男性がヒーロー「星のタービン」に変身。「タービンタービン ビンビン」と、勇ましい(?)テーマソングに乗って空を飛び、トラやブルドッグの怪人と戦います。異様なシチュエーションを描きながらも「エネルギー系企業が“トラブル”に対応」と、こっそりクライアントの業務内容を織り込んでいるあたり、構成にスキがない。
ところがタービンは怪ロボットに捕まってピンチに。助けを求める彼の叫びに応えた、仲間たちのシルエットが丘の上に浮かび上がります。
やって来たのは「日本犬」、「セツ子」、「ウギョ〜」。続けて読むと「にほんけんせつこウギョ〜」、つまり「日本建設工業」となるトリオです。なんとしても社名を覚えてほしいと言わんばかりの意志の強さに、帳尻合わせで名付けられたであろう「ウギョ〜」の強引さを受け入れてしまいそう。映像は最終的に日本犬セツ子ウギョ〜がセンターに陣取り、ダメ押しのような社名コールで幕を閉じました。星のタービンどうでもよくなってない?
CMは藤井さんがツイートで報告したことで広く拡散。「『タービンタービン ビンビン』でもう面白い」「テレビでも流してほしい」「ウギョ〜のデザインがもう100%『ウギョ〜』って感じで好き」「ウギョ〜のフィギュアが欲しくなった」など、大絶賛されています。
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