お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんとお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さんが7月20日に行った謝罪会見で、反社会勢力とのつながりを否定しました。
これまで、宮迫さんや田村さんを含む計13人が吉本興業を通さず、反社会勢力が参加する会合やパーティーに参加し、ギャラを受けったと報道されていた“闇営業問題”。会見で2人は、詐欺の被害者やその親族に謝罪の言葉を述べた後、これまで会見を行わなかったことについて、吉本興業から「(謝罪会見をするなら)全員連帯責任でクビにする」との圧力があったことを暴露し、世間を騒然とさせました。
反社会勢力が参加する会合に参加したことについて宮迫さんは、飲みの席で記憶が定かではないとした上で、入江さんから「(入江さん主催の)結婚パーティーがあるから顔を出してもらえないか」「(宮迫さんに)100万円、(田村さんに)50万円のギャラが出る」と誘われていたことを報告。その際、田村さんは「そんな大金支払えるところは大丈夫か?」と確認していたそうですが、「会社を通したイベントについているスポンサーだ」と説明を受けていたとのこと。
パーティーには、後半の10〜15分ほど出演。会場には吉本の社員も参加しており、過去行ったイベントと同じスポンサーだったため安心しており、金銭の受領については“お車代”として受け取っていたことを説明。反社会勢力が参加しているパーティーだという認識があったかどうかを問われると宮迫さんは、「言い訳に聞こえるかもしれませんが、子どもや家族もいて反社会勢力とは思えなかった」「行ってしまったことは認識の甘さ」であるとし、「吉本興業という大きな会社も気づけなかったのであれば、一個人が判断するのは難しいと思う」と語りました。
また、宮迫さんは19日に発売された週刊誌『FRIDAY』で2016年7月に福岡県で警察官を装った複数の人物に貴金属販売会社の社員が160キロの金塊を奪われた事件の主犯格と写った写真についても言及。写真は、トイレから出てきたところを囲まれて撮影しただけのもので、金銭の受領はなく、写真に写った人物とも面識はないと説明。反社会力とのつながりを問われると「つながりはない」と断言しました。
一連の騒動の真相については、吉本興業にも伝えているとのことでしたが、週刊誌が発売された同日、吉本興業は「マネジメントの継続に重大な支障が生じた」との理由で宮迫さんとのマネジメント契約を解消すると発表していました。
会見を通し宮迫さんと田村さんは、反社会勢力とのつながりはなかったものの、認識の甘さを反省。当初、「保身のため」(宮迫さん)、「自身の弱さ」(田村さん)から、金銭の受け取りはなかったと虚偽の報告をした件についても謝罪しました。
芸人仲間や先輩芸人へ対して宮迫さんは、「嘘をついたのは取り返しのつかないないこと」「もうお会いすることができない気持ち」「兄弟みたいにやってきたやつらを裏切ったので、申し訳ないという言葉では、許されないと思っている」とコメント。田村さんは「反省している、すいませんという言葉では足りない」と謝罪し、相方の田村淳さんからは今回の会見を行うにあたって「事前に相談はしてほしかったが、正直なことをいうのは応援する」と声をかけられていたことを涙ながらに語りました。
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宮迫さん「間接的ではありますが、金銭を受領していたことを深く反省しております」。