「全て人間の毛で作られています」→ マネキンの髪から「リアルな犬の髪留め」を作る動画が完全に不審者:圧倒的不審者の工房
前回の「爪 婚約指輪」に続く、メンヘラっぽい動画の第2弾です。
彼女(マネキン)の髪の毛からリアルな犬(?)の髪留めを作るYouTube動画が公開されています。作者はどんどん不審者感が増しているYouTuber・圧倒的不審者の極み!さん。人によってはもはやドン引きする内容ですが、今回も器用さと発想がさすがです……!
長くてきれいな黒髪の人毛ウィッグを大胆に切っていく、圧倒的不審者の極み!さん。きちんとすきバサミで毛先を整えていたり、動画の冒頭では彼女(マネキン)と外を歩くシーンがあったりと、その扱い方から早速不穏な空気を感じます。
まずは市販のブリーチ剤が登場。使い方で普通と違うのは、タッパーに入れてオーブンで加熱すること。45度で60分ほどかけ、グッと色が落ちた髪を丁寧に洗い、トリートメントで仕上げて乾かすと、痛んでもっしゃもしゃになった薄茶色の髪の毛に。
続いて出てきたのは、あまり見慣れませんが“羊毛フェルト”用の手芸道具。最初に針を刺して固めるフェルトパンチャーを使い、先ほどの脱色した髪の毛から成形していきます。ニードル針で球体や平らなフェルトを作り、それをつなげたりして徐々に全体の形ができていくのが面白いです。ただし、素材は全て人間の毛……しかも再び彼女の髪を切る姿が。
染め具合、痛み具合の違う髪の毛を使い手植えしていくことで、どんどんとリアルなワンちゃんのお顔が出来上がっていきます。それっぽいモフモフ感の表現がすごい。そして、さすがにクリクリお目々は市販のパーツを使うよね、と思っていたら……?
ここで前回の「爪」で婚約指輪を作る動画(関連記事)と同じく、爪や髪に含まれる「ケラチン」というタンパク質からバイオプラスチックを作り、それを自作の型で“犬の目”と“犬の鼻”の形に。この動画のタイトル「全て人間の毛で作られています」の通り、この人は本気のようです。彼に不可能はない気がしてきた……。
そんな羊毛フェルト作家と開発・研究者かな? と思うような工程を経て、ついに完成したのが「リアルな犬のバレッタ」。髪留めの金具をホチキスで取り付けることで、すっかり短髪になった彼女(マネキン)へのプレゼントとなりました! ……心なしかマネキンの表情が曇っているように見えるのはなぜだろう。
コメント欄では「天才」の声が上がるも「怖い」「いつも以上に不審者」の声が。海外ユーザーからも多才な作者に感動する声と同時に「ハンニバルより怖い」などの声が上がっています。すでに不審者を極めつつある圧倒的不審者の極み!さんですが、この先一体どこに向かうのだろうか……。
画像提供:圧倒的不審者の極み!さん
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