日産GT-R、トヨタGRスープラ、ホンダNSXが並ぶ 「Super GT」2020年シーズンを戦う新型マシンを揃って発表(1/3 ページ)
オイオイオイ……たまんねぇな!
日産自動車、トヨタ自動車、ホンダ技研の3社は2019年9月11日、「Super GT」GT500クラスの2020年シーズンに投入する新型マシンを発表。新たな規則「クラス1」に対応したマシンが報道陣に披露されました。
日産自動車の傘下にあるnismoが主体となって開発したGT-RベースのGTマシン「NISSAN GT-R NISMO GT500」は、過去マシン同様にR35をベースにしているため見た目は大きな変化を感じられませんが、ミラーをカーボン素材で覆って空力性能を向上させる形状にしているほか、ダクトやフィンに違いが見られるなど、「空気との戦い」をより重視したデザインに進化しています。
トヨタ自動車の傘下にあるTOYOTA GAZOO RACINGが開発した新型スープラベースのGTマシン「トヨタGRスープラ」は、2019年1月に開催された「東京オートサロン」でコンセプトマシンを展示していましたが、フロントのエンブレム周辺にダクトが追加されているなど、やはり空力を強く意識したデザインにブラッシュアップされています。
GRスープラのSuper GT参戦によって、15年にわたって活躍してきたレクサスが引退することになるのはちょっと寂しいですが、2005年以来となるGTカーとしてのスープラの活躍に期待が高まりますね。
ホンダ技研が開発したNSXベースのGTマシン「NSX-GT」は、本来のミッドシップからフロントシップ(FR)へと大胆なレイアウト変更が加えられ、今回発表された新型マシンの中で最も「クラス1」規則の影響を受けました。パッと見ただけでは大きな変化を感じられないですが、FR化に伴ってリアからサイドに配置変更されたエキゾーストなど、各種レイアウトが大幅な変更を受けています。
各マシンは2020年シーズンに向けたテスト走行を重ねていく予定で、さっそくGT-Rとスープラは9月12日から鈴鹿サーキットでテスト走行を実施しています。3社の代名詞とも言えるフラッグシップカーがベースとなったGTマシンの活躍、戦いぶりに期待が高まりますね。
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