吉本興業は10月26日、東京国税局に約1億2000万円の申告漏れを指摘されたお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんが当面の芸能活動を自粛することを発表しました。
徳井さんは10月23日に謝罪会見を開き、2012年から2015年の税務申告において、経費として計上していた旅行費や衣服代などの一部が認められなかったこと、2016年から2018年まで無申告だったことを明かすとともに謝罪。騒動後は各種イベントへの出演キャンセルも続くなど、今後の動向が注目されていました。
吉本興業の公式サイトでは、「徳井義実は、こうした自身の行動を深く反省した結果、本日をもって、当面の間、活動を自粛することといたしました」と発表。徳井さんは、「この度は、私の税金に関する問題において、世間の皆様、関係者の皆様に大変なご迷惑をかけ、不信感を与えてしまい、誠に申し訳ございませんでした」とあらためて謝罪文を発表し、「これからは、あらためて納税に対する意識、仕事のこと、自分自身のこと、しっかりと見つめ直していきたいと思っております」と意識改善に努めるとしています。
また吉本興業は同日、徳井さんの税務状況に関する“新たに判明した事実”を報告。徳井さんの個人会社「チューリップ」は、2010年から2012年、2013年から2015年の各3年間いずれも申告期限内に申告をしておらず、それぞれ2012年6月、2015年7月に3年分を併せて申告していたとのこと。後者の申告に関しては、「再三にわたる税務署からの督促にもかかわらず、手続き怠慢により納付をしておらず、その結果2016年5月ころ銀行預金を差し押さえられるに至りました」と銀行預金の差し押さえにまで発展していたことが明かされています。
さらに、「2009年の法人設立時に社会保険の加入手続きをしていない状況が続いておりました。速やかに加入手続きをいたします」とチューリップ設立時から社会保険に未加入だったことも判明。吉本興業は徳井さんについて、「徳井が速やかに保険の手続きを実施し、社会的責任を果たすまで必要な手続きをフォローしてまいります」とコメントしました。
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さては完全にバカにしているな?