今年限りのミニー祭り! TDL「イッツ・ベリー・ミニー!」「ベリー・ミニー・リミックス」を全力で解説します:ベリー・ベリー・ミニー!(1/2 ページ)
どのコスチュームのミニーが好き?
1月10日から東京ディズニーランドでスペシャルイベント「ベリー・ベリー・ミニー!」がスタートしています。エンターテイメントからフード、グッズまでミニーマウスが主役! 今年度限りの限定イベントを徹底レポートします。
ファンが選んだファンのためのイベント
2019年7月、東京ディズニーリゾートの公式ホームページで「ミニーのファッションコレクション」、通称“ミニーちゃん総選挙”が実施されました。
東京ディズニーリゾートが開園して36年(2019年時点)、さまざまなショーやパレードが演じられる中、多様なコスチュームを身にまとっていたミニー。1983年開園年のクリスマス「ホリデー・ファンタジー」を出発点に、シーズンイベントやテーマポート、オフィシャルホテルのコスチュームまで総勢83着――この中から好きなミニーのコスチュームを選んで投票する企画です。
上位2種類から決戦投票をした結果、“ベリー・ベリー・フェイバリットミニー”として2014年〜2016年に開催していたディズニーイースター「ヒッピティ・ホッピティ・スプリングタイム」が選ばれ、2020年3月2日にグッズが発売されることが決定しました。
しかしこの“総選挙”、今回のイベント「ベリー・ベリー・ミニー!」にもつながっているのです。上位10位に選ばれたコスチュームを使ったショー&パレード、ランキング入りを惜しくも逃したけれど人気だったショー&パレードの要素が、今回の「ベリー・ベリー・ミニー!」に組み込まれています。ファンが選んだ、ファンのためのイベントと言っても過言はないでしょう。
リバイバルなメドレーが熱い「イッツ・ベリー・ミニー!」
トゥモローランドのショーベースで開催されているエンターテイメント「イッツ・ベリー・ミニー!」は過去の人気ショーやパレードをメドレーアレンジしつつ、新たなミニーの魅力を感じることのできるレビューショーです。
オープニングはアイコニックな赤地に白の水玉模様のコスチュームのミニーとダンサーが登場。アップテンポのノリの良い新曲でミニーマウスはキュートっぷりを振りまきます。その姿はまさにアイドル! キャッチーなメロディに自然と体がリズムをとりたくなります。
高らかなトランペットの音、ティンバレスやカウベルの軽快なリズムが鳴るとダンサーが入れ替わり、ミニーが退場します。カラフルな太陽を模したバックスクリーンが降りて、サルサステップのダンスを披露します。そして曲の盛り上がりとともに「ミニー・オー! ミニー」の衣装をまとったミニーが再登場します。
「ミニー・オー! ミニー」
2004年に東京ディズニーランドのシアターオーリンズで始まり、2013年にリニューアル、2018年に惜しまれつつ幕を閉じたショーです。ロングラン公演だったこともありファンも多く、観覧しているゲストも一緒にダンスで盛り上がりました。
「ミニー・オー! ミニー」の曲の途中、パーカッションのリズムに合わせてドナルド、チップ、デール、ダンサーたちがステージに乱入してきます。「フィエスタ・トロピカール」をモチーフにした衣装で、マラカスやギロを手にしています。好き好きにリズムを取るさまを見かねたミニーが3人にストップをかけます。
「みんなでリズムを合わせなきゃ!」ミニーの掛け声に、みんなそろって「ブレイジング・リズム」を歌い踊ります。
ブレイジング・リズム
2003年〜2005年に東京ディズニーランドの夏の夜を彩ったスペシャルイベントです。パレードルートに和太鼓やキャラクターのフロート、ショーモードはキャッスルフォアコート・ステージと公演場所も広く、ゲストもパレードルートでダンスできる参加型のエンターテイメントでした。熱気あふれる炎のダンスは当時と同じ振り付けです。
リズムが合って盛り上がったところに「ミニー・オー!ミニー」の衣装を着たミッキーマウスが登場します。ミニーをセンターに、ミッキー、ドナルド、チップ、デール、そしてダンサーたちが「ミニー・オー! ミニー」を歌い踊りラテンスタイルを締めくくります。
ゴールドのカーテンがバックスクリーンに引かれ、ロマンススタイルにテーマチェンジします。美声を響かせ登場するデイジーとクラリス。コスチュームは「ミニーのプリンセスグリーティング」のピンクのドレス、歌は「ジュビレーション」。
ミニーのプリンセスグリーティング
2007年に東京ディズニーランドで開催された「ディズニー・プリンセス・デイズ“ミニーの夢見るティアラ”」のキャッスルフォアコート・ステージショー。ピンクのドレスのコスチュームがかわいらしい。
ジュビレーション
2008年〜2013年まで東京ディズニーランドで実施されたパレード。開園25周年を記念して登場したショーは映画のワンシーンやディズニーの世界観をフロートで表現した色鮮やかなものでした。
まるでプリンセスのようなドレス姿のミニーが登場します。デイジー、クラリス、ダンサーとともに可憐(かれん)に踊り「ディズニー・プリンセス・プロセッション“ブーケ・オブ・ラブ”」を合唱します。
ディズニー・プリンセス・プロセッション“ブーケ・オブ・ラブ”
2005年〜2006年の東京ディズニーランドのパレードで、フラワーのハートのアーチが印象的なフロートとプリンセスたちの乙女チックなエンターテイメント。
ドレスの裾をひるがえし、「ミニーのティアラ・オブ・ドリーム」(2007年同)に合わせて踊る姿はまるで舞踏会のよう。
幕が閉じると雰囲気は一変。かっこいいアカペラミュージックでクラブスタイルは幕開けします。「スーパーダンシン・マニア」のコスチューム姿のグーフィー、「ハロウィーン・ポップンライブ」(2015年〜2017年東京ディズニーランド/ディズニー・ハロウィーン)をモチーフにしたコスチュームのマックスが登場し、クリッターカントリーでおなじみの「Zip-a-Dee-Doo-Dah」のHIP-HOPver.と「D・ポップマジック!」(2002年東京ディズニーランド)のマッシュアップが披露されます。グーフィーチーム、マックスチームに分かれた親子ダンス対決は見物です!
暗転するステージ、浮かび上がるシルエット。スポットライトが照らし出すステージに現れたリードボーカル、そしてミッキーとミニーが繰り広げるのは「スーパーダンシン・マニア」。キレッキレのパラパラを披露するミッキーやミニーにゲストの歓声があがります。
スーパーダンシン・マニア
2000年、ちまたで大流行したパラパラを取り入れたディスコミュージックやユーロビートで踊る東京ディズニーランドの大人気ショー。一世を風靡(ふうび)したパラパラの振付を覚えているゲストもいるのでは?
メドレータイムには東京ディズニーシーのショーも取り入れられています。はじめは2009年東京ディズニーリゾート25周年を記念して東京ディズニーシーで開催された「ミッキーのドリームカンパニー」。続いて冒頭でも紹介した“ベリー・ベリー・フェイバリット”に選ばれた「ヒッピティホッピティ・スプリングタイム」です。うさぎちゃんダンスがとってもキュート! 人気コスチュームなこともあり、ゲストの歓声も大きいシーンです。
2007年〜2010年の東京ディズニーシーを夜をすさまじい熱気に包んだ「ボンファイアーダンス」。立ち上がる炎、扇子を用いた盆踊り風のダンスで盛り上げます。暗転し、怪しい雰囲気が立ち込める中、スモークとともにせり上がって登場するミニー。「ミステリアス・マスカレード」(2009年〜2010年。東京ディズニーシー初めてのディズニー・ハロウィーンショー)のワンシーンです。
伝説の生き物を模した衣装のダンサー、そして愛の精の衣装をまとったミニーが披露するのは「レジェンド・オブ・ミシカ」。パーク内にハーバーを有する東京ディズニーシーだからこそ表現できた大人気プログラムの“再演”です。
レジェンド・オブ・ミシカ
2006年〜2014年まで東京ディズニーシーで公演された二代目レギュラーショーは巨大なバージ(船)、水とパイロをふんだんに用いたハイクオリティなショーでした。
フィナーレはミニーマウス、ミッキーマウスをはじめ、ドナルド、デイジー、グーフィー、マックス、チップ、デール、クラリスが「ベリー・ベリー・ミニー!」のために作られたコスチュームで登場します。フレンズたちの仲睦まじい様子に心温まる〜! バルーンや紙吹雪が舞い、盛大なクライマックスを迎えます。
公演場所:ショーベース
公演時間:約25分
公演回数:1日4〜5回
抽選:有り。一部自由席あり。
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