漫画家のきくちゆうき先生(@yuukikikuchi)がTwitterで連載中の、「100日後に死ぬワニ」。今回は64日目から70日目(2月13日〜19日投稿)までの、ワニの1週間を振り返ります。
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作者:きくちゆうき
1986年生まれ。なんだかんだいろいろあって27歳でイラストレーターとして独立。連載:「SUPERどうぶつーズ」(LEED Cafe)、「どうぶつーズの漫画」(幻冬舎plus)、「100日後に死ぬワニ」
Twitter:@yuukikikuchi/Instagram:@yuukikikuchi
64日目
65日目
66日目
67日目
68日目
69日目
70日目
「友人のカノジョの助言はわりとよく効く」説
ワニの平穏な日常を、不安なカウントダウンの下に描くこの漫画。ワニは前のバイト先で先輩に恋をし、一度は諦めましたが(34日目参照)、未練がありいまだに引きずっています。それは友人のネズミやモグラも察していて、気にかけてくれているようです。
恋の話はバイト仲間にしてモグラの恋人、イヌにまで伝わった様子。「好きなら行ったほうがいいんじゃない?」「『行かずに後悔』『行って後悔』どっちがいいの?」と、グイグイ背中を押してきます。こんな感じの「友人のカノジョ」ってよくいるし、その助言はわりと正しい。
その翌日、ワニは意を決して、先輩の勤めるカフェへ。それでもあと一歩の勇気が出なくて、引き返しかけたとき――先輩とバッタリ出くわしました。やったあ!
再会した2人が、その後どんな会話をしたのか、漫画は多くを語りません。ただ、そもそも先輩はワニに好意的でしたし(38日目参照)、翌日の「でも良かったじゃん」というイヌの口ぶりからしても、ワニたちの恋が一歩進んだのは想像に難くありません。イヌの激励の言葉「元気出せ少年、先は長いぞ!!」は、読者としては複雑ですが、今のワニにとっては大切なアドバイスかもしれません。
それぞれの道を行く友人たち――ワニはどうする?
今週はワニの恋が進む一方、友人たちがそれぞれの道を進む様も描かれました。バイクの整備工をしているネズミは、サーキットでの仕事を得るなどステップアップ。モグラは特に夢などないまま営業職に就き、「どうせやりたいことがないのなら就職したほうがいい」と、割り切って仕事をしているようです。
彼らの現況を聞くたび、ワニは「なんかすごー……」「ふーん……」と、何か感じ入っている様子。これは邪推かもしれませんが、友人に「置いていかれている」と、悩んでいるようにも思えます。そんな折、友人を誘ったところ、都合が合わないと断られてしまうことに。「そんなこともあるさ」で片付けるのは簡単ですが、ワニもそろそろ、自分の道を進むときなのかもしれません。例えば恋とか。
死まであと30日
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時折見せる、気になる表情。