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落ち込む少年に見知らぬお姉さんがドーナツで“世界”を見せる漫画「ドーナツの穴」が、心温まる物語です。作者はTwitterに漫画を投稿しているまるいがんも(@kenihare)さん。
バス停で下を向いてじっと座っている少年。ドーナツの箱を持った高校生くらいの少女が隣に座り、声をかけてきました。「なぜ真っ昼間にこんなところにいる?」と少女が尋ねても、少年は口ごもって体を震わせるだけです。追及せずにいると「お姉さんだってなんでこんな時間に?」と、反対に質問してきました。
「自由人だからいいのよ」と少女は学校を抜け出して買ったドーナツを少年にもあげます。「こうやってみ」と少女は、ドーナツの穴をのぞき込み、少年も真似してドーナツの穴から道路の向こうを見てみました。
ドーナツの穴からのぞく狭い視野そのものが少年の世界で、「その気になればすぐ穴は広くなる」と少女は言います。広げる方法が分からないという少年に、彼女はドーナツをひとくち食べて見せました。
そうすれば丸く閉じていたドーナツの穴は簡単に開き、もう一度穴からのぞくと先程よりも視界が広がっています。次のバスで海に行こうという少女についていくことにした少年。海に行くことで、少年の“ドーナツの穴”が広がるかもしれませんね。
子どもだけではなく、大人になっても悩みはつきもの。そんなときにドーナツをかじってみたら、悩みの見方が変わるかもしれないと思わせてくれます。読者からは「うちの子に読ませたい」「心温まる」「勇気が出ました」などの声が寄せられています。
画像提供:まるいがんも(@kenihare)さん
※価格は記事掲載時点のものとなっています
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自分のためにではなく誰かのために戻す時間。