Twitter Japanは7月17日、Twitter利用者が2020年に多く使った「絵文字」のデータを公開しました。7月17日が「世界絵文字デー」だったことにちなんだもの。
年間を通して最も使われているのは「うれし泣き」の絵文字で、2位が「大声で泣いている顔」。ちなみに2019年に世界で最も使われていたのは「さくらんぼ」の絵文字で、2位が「キラキラ」の絵文字でした(関連記事)。
今年はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響がTwitterの絵文字にも大きく出ており、特に「#StayHome」で家庭での食事をとる人が増えた結果、「ショッピングカート」の絵文字の利用者が過去数年と比べて2419%も増加したとのこと。また世界各国のバーや居酒屋の休業で「カクテル」の絵文字が4%減少し、同時に自宅で飲むような「ウイスキー」の絵文字が61%増えています。
旅行および交通関連を表す絵文字も利用する人が減少しており、飛行機や新幹線、車などの絵文字のほとんどが30%ほどマイナスとなっています。なお、COVID-19関連のツイートで最も使われているのは「家」「微生物」「マスク顔」。
そのほか、この数カ月間に多くの人が感謝の気持ちを表すためにTwitterを利用した影響で、「握った手(合わせた手)」の絵文字が前年同期比で89%も増加。さらに“ヒジで挨拶する”人が増えた影響からか、挨拶として「握りこぶし」の絵文字を利用する人が25%減少したという結果も出ています。
上記以外に今回のランキングで気になるのは、2019年頃から急速に日本で流行しだした「ぴえん」の絵文字がランクインしていないこと。「ぴえん」を扱った個人制作によるフリーゲームが登場するなど、ここ最近頻繁に見かけるようになった絵文字だけに入っていそうなイメージでしたが、世界的にみるとまだまだ利用者は少ないのかもしれません。
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