COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大防止のため、施設内入場時の手指消毒や検温を求められることが増えました。そんな中、世界的名コースと名高い「鈴鹿サーキット」が実施した、サーキットならではの趣向を凝らした検温が「絶対に止まっちゃう!」「さすがだ」と話題です。
2020年7月現在、残念ながらF1日本GP(関連記事)をはじめとする多くのレースが中止となり、ビデオゲームでのバーチャルレースを行ったり(関連記事)、一部の国内レースも多くが延期、または無観客試合で実施する状況です。しかし、鈴鹿サーキットは国際レーシングコース以外にも「ゆうえんちモートピア」や「天然温泉クア・ガーデン」などでも楽しめる複合レジャー施設。ソーシャルディスタンスの確保や消毒、換気などの対策を実施した上で営業しています。
そこで行っているのが、鈴鹿サーキット流の「検温ピットストップ」です。
ピットストップでおなじみのロリポップ(ピットストップ時にマシンの前に出される指示標識)を出して「ストップ! 検温ピットイン!」。「検温、OK?」「マスク、OK?」「OKだ! 楽しんできて!」。(口で)「ぶぉぉぉぉん!」
気分はまるでF1レーサー。「非接触体温計がインパクトレンチ(F1などのタイヤ交換で使う工具)に似ていることから思い付いた」のだそうです。
ネットでも「スタッフ側も入場者側も楽しく取り組めるのがいい」「これならモタスポファンは絶対止まる」「ピットストップに行きたい」と大好評。ただ事務的に検温をするのではなく、安全を確保しながら、安心・安全に楽しませてくれる工夫に頭が下がります。さすがですー。
よろこんでピットインします!
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