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「全米が泣いた」は「なんの根拠もないこと」の意――辞書にない言葉の意味を説明する『妄想国語辞典』の第2弾が2020年8月31日に発売されます。価格は1000円(税別)。
著者は、コピーライターの野澤幸司氏。ヴィレッジヴァンガードのフリーペーパー『VVmagagine』で連載中の「22世紀の言葉」に、書き下ろしのコトバやエッセーを追加しました。第1弾は2019年6月に発売されています(関連記事)。
収録語の一部を紹介すると、
- 「オーケーオーケーセンキューセンキュー」……【意味】英語がしゃべれないこと。
- 「拡散希望」……【意味】内容次第なこと。
- 「知り合いの知り合い」……【意味】ほぼ無関係なこと。
- 「そういうご時世だから」……【意味】納得のいかない説明。
- 「何階ですか?」……【意味】さりげない優しさ。
- 「北欧デザイン」……【意味】絶大な信頼。
- 「B型っぽいね」……【意味】複雑な気持ちになること。
- 「変な話するけど」……【意味】極めて普通の内容。
- 「全米が泣いた」……【意味】なんの根拠もないこと。
などなど。言葉にやどる裏側の意味を深読みしたものが多く、現代人が“あるある”と納得できるものばかり。さらに、新しいコトバを使った【例文】も掲載されています。「学生時代の思い出なんてのはな、100均で領収書くださいくらいでちょうどいいんだよ」と言われたら、それは「ちょっと恥ずかしいくらいでちょうどいい」の意味。新しいコトバが使われる世界が広がっています。
また、同書のイメージキャラクターとして俳優の松重豊さんを起用。「下北沢を舞台に妄想する男」をテーマにしたグラビアが収録されています。
(高橋ホイコ)
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