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ゲーム企画コンテスト「PERACON」炎上で謝罪 応募作品に「沈没するクソ会社に出すアプリ企画」など暴言(1/2 ページ)

「モラハラ・パワハラではないか」といった批判を浴びていました。(※追記あり)

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 ゲーム企画コンテスト「PERACON」の審査員コメントが「モラハラ・パワハラではないか」と批判を浴びていた件で、PERACON事務局は9月8日、サイトを更新し「一部の審査員コメントに不適切な発言があり、応募者の皆様にご不快な思いをさせてしまう記述がありましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。併せて、2020年の結果ページからも全てのコメントが削除されています。


PERACON 炎上で謝罪 トップページに掲載された謝罪文

 「PERACON」は、ゲーム開発者向け技術交流イベント「CEDEC」の中で開催されているコンテスト企画の1つ。ペラ1枚(A4用紙1枚)でゲームの企画を表現し、その優劣を競うというもので、プロ・アマチュアを問わず例年多くのクリエイターや学生が参加。審査員長は2011年の初回から、「ゼビウス」の生みの親として知られる遠藤雅伸氏が務めています。

 しかし、各作品の順位と審査員コメントがサイトに掲載されると、一部審査員の「で?」「沈没するクソ会社に出すアプリ企画ですか?」といった、公の場で投稿者をなじるようなコメントが「ただの罵倒」と批判を浴びる形に。また、審査員長である遠藤氏自身の「こんなシート書いてるようじゃゲーム作り諦めてくれ」「才能ないからゲーム企画は諦めれば?」といったコメントや、教え子の作品に対する「今年のワーストプロ」「恩師の顔に泥塗り続けてる勘違い君」といった言動も問題視されており、ネット上では「ただのパワハラ」「ゲーム業界ってもうこういう体質なんだろうな」など、コンテストや審査員に対する批判が相次ぎました。

 PERACON事務局によると、今後は運営体制の見直しを含めた再発防止に務めていくとのこと。また、現在非公開になっている審査員コメントについては、不適切な部分を訂正したうえで後日再掲載するとしています。


PERACON 炎上で謝罪 1位の作品のページ。当初はページ下に審査員コメントが並んでいましたが、現在は見られない状態に

PERACON 炎上で謝罪 当初のトップページに掲載されていた「きっと上の人が『お前も審査員やれ!』とパワハラしてくれるんじゃないかと期待しています」といった文章も批判されていましたが、これも現在は削除されています(Web魚拓より)

【9月10日追記】スマイルブームが謝罪コメントを発表しました

 批判を浴びていた審査員の1人、徳留和人氏が所属するスマイルブームが、サイトで謝罪のコメントを発表しました。「今回の誠意に欠ける数々の発言は、楽しい物を作る若い皆様を応援していきたいという弊社のポリシーに全く反するもの」であり、代表取締役および徳留氏の処分を決定したとしています。



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