デビュー曲「夜に駆ける」のMVがYouTubeで1億回再生(2020年10月時点)されるなど、2020年に大反響を呼んだ音楽ユニット「YOASOBI」が、「第71回NHK紅白歌合戦」に紅組として出演することが12月23日に発表されました。正式発表後の出演者追加発表は珍しくないですが、配信のみでCD未発売のアーティストが紅白の出演を決めるのは異例です。
YOASOBIは2019年10月に結成されたコンポーザーのAyaseさんとボーカルのikuraさんからなる音楽ユニット。短編小説を原作に楽曲を制作するスタイルが持ち味で、デビュー曲「夜に駆ける」も星野舞夜さんの小説『タナトスの誘惑』を原作としたもの。YOASOBIはこれまでライブやテレビでのパフォーマンスがなく、紅白で初披露となります。なお、紅白が初パフォーマンスとなるのは、2018年に出演した米津玄師さん以来2度目です。
紅白出演決定にAyaseさんは「昔から夢に掲げていた紅白歌合戦に出場できること、本当に嬉しいです」と思いを語り、「ライブもTVでのパフォーマンスも一度も行っていないので、完全に初のパフォーマンスです。YOASOBIらしく! 楽しんで! 全力で挑みます! よろしくお願いします!」とコメント。ikuraさんは「幼い頃に歌手を志すようになってから夢であった紅白歌合戦の舞台で歌えることを、本当に嬉しく思います」と同様に紅白出場への喜びを語った上で、「一秒一秒を噛み締めながら愛を込めて歌います。よろしくお願いします」とコメントしています。
YOASOBI公式Twitterでは出演決定のお祝い動画を添えてツイート。しかし、ikuraさんが手にするバズーカ砲のような特大クラッカーと比べAyaseさんの手元にあるクラッカーは極小サイズ。あまりの小ささに「くす玉のサイズ感に笑ってしまった」「くす玉ちっさいww」とサイズ感を指摘する声も上がっています。めでたいことだからもっと大きくしようぜ。
ネット上では「このお知らせ知ってから涙止まらなくてずっとパニックです!!!」「当日めっちゃ楽しみにしてます!」と歓喜に湧く声や、メンバーの2人の目標だった紅白出演が決まった事に「ずっと出たい! と言っていた番組への出演が決まり、私も朝からとても嬉しかったです」「Ayaseさんといくらちゃんの目標の紅白に連れてってくれてありがとうございます」という声もみられます。
なお、YOASOBIは、2021年1月6日から放送のテレビアニメ「BEASTARS」第2期のオープニングテーマとして、同作の原作者・板垣巴留先生の書き下ろしオリジナル小説『自分の胸に自分の耳を押し当てて』を原作にした新曲「怪物」をリリース。さらに同日、YOASOBI初のCD「THE BOOK」の発売も予定されていて、2021年の活躍も期待されています。
Ayaseコメント
昔から夢に掲げていた紅白歌合戦に出場できること、本当に嬉しいです。僕たちYOASOBIは、ライブもTVでのパフォーマンスも一度も行っていないので、完全に初のパフォーマンスです。今から緊張が込み上げていますが、期待していただけている以上のステージをお見せできるよう、YOASOBIらしく! 楽しんで! 全力で挑みます! よろしくお願いします!
ikuraコメント
幼い頃に歌手を志すようになってから夢であった紅白歌合戦の舞台で歌えることを、本当に嬉しく思います。そしてYOASOBI初パフォーマンスを披露させていただきます。緊張で今から背筋が伸びっぱなしなのですが、本番はYOASOBIらしく楽しんで演奏したいと思います。一生で一回の紅白初出場の舞台で、一秒一秒を噛み締めながら愛を込めて歌います。よろしくお願いします。
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