東京駅「牛肉弁当」(1200円)〜飯田橋駅移転で注目された“牛込駅跡”を歩いて「丑年」への英気を養う
毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! 東京駅「牛肉弁当」(1200円)です。
【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年12月25日)
師走の早い夕暮れ、「中央特快」が終着・高尾を目指して、外堀沿いを駆け抜けます。
2020年6月には、快速電車も停まる四ツ谷駅に、「江戸城外堀史跡展示広場 -外堀と鉄道-」と題した展示が開設されました。
この外堀と中央線にまつわるエピソードが詳しく紹介されており、なかなかの見応え。
今後、快速にはグリーン車の連結も予定され、中央線のバージョンアップは続きます。(参考)JR東日本東京支社ニュースリリース(2020年6月24日分)
一方、中央線の「各駅停車」が停まる飯田橋駅は、今年7月、カーブの途中にあったホームが市ヶ谷寄りに移設され、新しい西口駅舎の使用が始まりました。
この移設で改めて注目を浴びたのが、昭和初期まで中央本線に存在した「牛込駅」。
飯田橋駅西口からほど近い、かつての牛込駅の跡とされる辺りには、歴史ある建造物もあり、近くの公園からは新しい飯田橋駅のホームを見下ろすこともできます。(参考)JR東日本東京支社ニュースリリース・2020年6月16日分ほか
“牛込駅跡”を歩いたら、来たる丑年への英気を養うべく、「牛肉弁当」(1200円)!
「日本ばし大増」の製造により、東京駅をはじめ、首都圏主要駅で「JR東日本フーズ」によって販売されるコチラの駅弁が、12月10日からリニューアルされました。
2018年以来、約2年半ぶりのリニューアルで、スリーブ式の包装も装いを新たに。
小窓が付いて、ちょっぴり中味が見えるようになりましたね。
【おしながき】
- 白飯
- 牛肉味噌漬焼き パプリカ素揚げ
- ピリ辛味付牛肉
- 牛そぼろ山椒煮 グリーンピース
- 味付玉子
- 切干大根サラダ
今回のリニューアルでは、3つの味の牛肉が楽しめるようになったのが特徴。
手前がタレが輝く牛肉味噌漬焼き、真ん中が白いご飯に合うピリ辛風味の牛肉で、奥が山椒の風味が効いた甘辛な牛そぼろとなっています。
これに味付玉子と切干大根のサラダでアクセントを付けていくと、箸が進むという格好。
丑年を前に新しくなった東京の牛肉駅弁、出かけられない年末年始に要チェックです。
現在(2020年12月現在)は、主に山手線から転属したE231系電車が活躍する中央線の各駅停車。
2020年からは、終日にわたって、総武線への直通運転が行われています。
コロナ禍でかつてない打撃を受けた、首都圏をはじめとした鉄道各線。
これを受けて2021年3月のダイヤ改正では、各線で終電の繰り上げが行われます。
密を回避し、休みはしっかり取る、よりメリハリの効いた働き方が求められる丑年です。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
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