「極上の秘密基地?」「果樹園仕様が変態すぎる」 自動車メーカーがオートサロンで披露するはずだった「ブッ飛びカスタムカー」まとめ(1/3 ページ)
中にはやり過ぎってほどの変態カーも。
毎年恒例のワクワク魔改造やきれいなお姉さんたくさんなカスタムカーの祭典「東京オートサロン」ですが、2021年は感染症の急拡大を受け、開催が中止に。代わりに、オンラインで楽しめる「バーチャルオートサロン2021」が1月15日に開幕しました。
東京オートサロンは、自動車メーカーや有名チューニングブランドから、アフターパーツメーカー、学生まで、さまざまな企業・団体が作り上げた自慢のクルマとクルマ好きが集結する熱いイベント。ガッツリな“クルマ好き”が多く来場するので、自動車メーカーがニューモデルやコンセプトカーをドーンとお披露目することもあります。
2021年は急きょバーチャルイベントになりましたが、日産、ダイハツ、ホンダなどが変わらずゴキゲンなカスタムカーを披露。カーライフを「楽しむ」「遊ぶ」、そして「ニューノーマル(新しい常態/あたり前になったこと)への適合」。2021年、自動車メーカーはユーザーにどんなことを提案したいのでしょう。メーカー“純正”のグッを気合いが入ったカスタムカーをざっくりとチェックしましょう。
「完全に暮らせちゃうよこれ」 どこでも働けるテレワークカー「NV350キャラバン オフィスポッドコンセプト」
日産自動車が提案するのは、広い荷室を持つ商用バンのNV350キャラバンをがっつりと移動オフィス仕様に仕立てた「NV350キャラバン オフィスポッドコンセプト」です。
NV350キャラバン オフィスポッドコンセプトは、クルマ1台があれば、好きな場所でいつでもどこでも仕事ができるようにする工夫を設けた、みんなの新たな生活様式に適合するクルマです。2020年11月に快適設備がある個人向け車中泊対応キャラバン「NV350 プレミアムGX BLACK GEAR」を発売しましたが、それよりもさらに快適に仕事ができそうな、そして「リゾート感」も演出したワクワク仕様になっていました。
車内のオフィススペースは、使うときだけ後ろに引き出して室内を拡張できます。デスクとオフィスチェアがあり、AC100V電源やコーヒーメーカーなども普通に装備します。さらに屋根上には優雅なおくつろぎバルコニーも。何この仕事したくなくなる装備……。だめじゃん(笑)。
このほか、フルモデルチェンジしたばかりノート e-POWER(関連記事)をグッとスポーティにカスタムした「ノート PLAY GEAR CONCEPT」も公開しました。
ノート PLAY GEAR CONCEPTは、2021年中頃に搭乗予定の新型EV「アリア」(関連記事)にを連想させるマットグレー塗装+ゴールドを差し入れたカラーテーマに仕立て、エアロパーツやルーフボックスを備えたアウトドア志向のカスタム提案なようです。白赤の“NISMO”やブルーの“AUTECH”の雰囲気とはまた違う純正カスタム済みモデルが登場するのかもしれませんね。
ホンダが2021年度にガチ参戦予定の開発中マシンを公開 「ドラッグレース仕様」のHonda-e、「ヒルクライム仕様」のN-ONE
ホンダ車の純正アクセサリー/カスタムブランド「Modulo」を展開するホンダアクセスは、かわいいフルEV「Honda e」(関連記事)と、スポーティ軽「N-ONE」(関連記事)をスパルタンなレース仕様車に仕立てたカスタムカーを披露しました。
中でもすごそうなのはHonda eのカスタムです。改造テーマはドラッグレース。車名は「e-DRAG(イードラッグ)」です。
そうか。EVなのでそもそも加速がグッと鋭いですからね。余計な内装を外し、ロールバー入れて、バケットシートに代えて、カーボンで補強したCFRPパーツで“大胆に軽量化”。NSX用の17インチホイールとスリックタイヤを組み合わせて、ブッ飛びの性能を見せたいのだそうです。
しっかし、色がド派手ですね〜!
続くN-ONEも派手で本気なレースカー仕様に。こちらはヒルクライムレースに向けた仕様の「K-CLIMB(ケイクライム)」です。
ターボエンジンと6速MT仕様のホットグレード「RS」をベースに、カーボン製バンパーと専用サスペンションを搭載。かなりいかつい強そうな顔つきになりました。
この2台、ホンダは「展示用のショーカーではなく、鋭意開発中のレース仕様コンセプトモデルだ」としており、2021年3月までに完成、そして「ガチなレース参戦」を目指すとしています。それぞれ公式Webサイトでカラーリングの人気投票を受け付け中。気になったらカラーリング投票、ぜひしてみましょう。
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