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コロプラは8月4日、任天堂との間で争っていた特許侵害訴訟について、和解することに合意したと発表しました。
同社のスマートフォン用ゲーム「白猫プロジェクト」に対し、損害賠償とアプリ配信差し止めを求めて任天堂が提訴していたもの(関連記事)。2018年から争われていた裁判でしたが、最終的にはコロプラが任天堂に和解金を支払い(今後のライセンス使用料も含む)、任天堂が訴えを取り下げる形で和解となりました。
同日公開されたIR資料によると、和解金の総額は33億円。当初任天堂が提示した損害賠償額は約44億円でしたが、2021年4月には訴訟提起後の時間経過などを理由に、約97億円へと増額されていました(関連記事)。コロプラによると、その他の詳細な和解条件については秘密保持義務により公表できないとのことです。
コロプラによると、「当社は引き続き、ユーザーの皆様方によりよいサービスを提供していけるよう努めてまいります」とのこと。また、任天堂側からも同様のニュースリリースが出ています。
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任天堂によると、「タッチパネル上でジョイスティック操作をする際に使用される特許技術」など5件の特許侵害があったとのこと。