「世界最短の航空路線に乗ってみた」海外YouTuberの動画が衝撃 本当に近すぎてあっさり到着してしまう(1/2 ページ)
飛行時間はたったの……1分31秒。は、早〜!
「世界最短」だという航空路線に乗ってみたら……本当に近すぎでびっくり。YouTubeに投稿された搭乗レポート動画が衝撃です。
動画は英国YouTuberであるトム・スコット氏が「世界最短の飛行機に乗ったらめっちゃヤバかった」(意訳)というタイトルで投稿したもの。スコットランド北部のオークニー諸島を訪れて、実際に世界最短の航空路線に乗った様子を紹介しています。
世界最短の航空定期便路線は、スコットランドの航空会社「ローガンエア」が運行する、ウェストレー〜パパ・ウェストレー便で、その距離は2.7キロ。動画でも出発地から目的地が目と鼻の先であることが分かります。
目的地は目視できる距離。周囲はほぼ一面草原で空港があるとは思えないほどのどか……。動画内の字幕には一部誤りが。パパ・ウェストレー空港(左)のICAOコード(空港名を4文字のアルファベットで表記したもの)は「EGEP」が正しい
旅客機は時刻表での飛行時間は……約2分。動画では離陸から1分31秒で着陸しています。早!
オークニー諸島の人口は約2万2000人、その大部分は本土とされるメインランド島に居住していますが、離島にも約4000人がいるそうです。
たった2.7キロほどとはいえ、陸地つながりではないので歩きでサクッと行けるわけではもちろんありません。一般的に離島から海を渡って本土へ移動する公共的な交通の方法は幾つか考えられますが、ここは橋を架けるには遠く、フェリーでは時間がかかるため、移動は航空機が最善となったようです。飛行時間が約2分しかなくてもなければ困る、交通ルートとして維持されているのも納得です。
動画には「パイロットが丸見えで衝撃」「機内安全ビデオは流れましたか〜?」「パイロットが1人しかいない」と一般的な旅客機とは異なる様子に驚くコメントが多く寄せられていました。
日本にもある「短い航空路線」 約13キロ、10分ほどの空の旅
諸島の様子から、短い航空路線は日本にもあるのでは? と思った方、鋭い。日本にもちゃんと(?)短い航空路線があります。
日本最短の航空定期便は、沖縄本島から東に約350キロ離れた「南大東島〜北大東島」を結ぶ約13キロの路線。琉球エアーコミューター(RAC)が運航しています。所要時間は20分ですが、実際の飛行時間は10分もかからない場合がほとんどです。
両島を結ぶフェリーも就航していますが、こちらはおよそ5日ごとにしか運行されておらず、天候の影響で運行されないこともままあります。そのため、乗客の輸送だけでなく貨物輸送という面でも航空機の需要が高いのです。
(大泉勝彦)
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いくつになろうと、慣れないことはどうしてもね……。