自分だけのけ者に――? ママ友との間に起こったすれ違いにより、強い不安に襲われたエピソードがTwitterで話題になっています。
人付き合いに苦手意識のある作者の星田つまみ(@Ririshiku_Uruou)さんですが、SNSでつながっていたり、習い事が一緒だったりするママ友が数人いました。しかし事件が起きた2020年3月、地域では新型コロナ感染者は確認されておらず、警戒レベルもまだ高くはなかったものの、ママ友と言葉を交わす機会は減っていました。
長男のにぃくん(現在8歳)の卒業をひかえたこの頃、保育園から配布された「卒業式参列に関するご案内」には、保護者の参列の人数制限が書かれていました。卒園式後の園での謝恩会も中止になっていたのです。
卒園式当日、星田さんはママ友の1人である藤阪さんに会釈しますが、なぜか視線をそらされます。何かした覚えがなく戸惑う星田さん。さらに、「この後行きます?」「だいたいみんな行くみたいですし」など、他の保護者が星田さんの知らない予定について話すのが聞こえてきました。
その場では聞けなかった星田さんですが、のちにInstagramのママ友の投稿で年長組のほとんどの家族が謝恩会に参加していたことを知ります。また、自分以外の保護者が謝恩会に誘われていたこと、幹事の中に藤阪さんがいたことも分かりました。
不安なまま卒園式から1週間たち、家の中は荒れ放題。掃除を始めると、にぃくんが保育園で折った折り紙の恐竜と一緒に紙を発見します。それは藤阪さんからの手紙で、「不安のある状況ではあるけれど、引っ越しで地域を離れる人がいるため、最後のお別れに懇親会を開きたい」というお誘いや、小さな赤ちゃんのいる星田さんへの気遣いが書かれていました。藤阪さんは保育園でにぃくんに手紙を託していたようです。
図らずしもお誘いを無視していた星田さんは、藤阪さんに謝ります。藤阪さんも、この時期に催し事をしたことで星田さんから嫌われたと思っていて、「よかったぁ」と安堵。会釈を無視したように見えたのは、星田さんの目つきが鋭く、にらまれたと感じ目をそらしたのです。お互い誤解が解け、トラブルは無事解決しました。
漫画には「良かった」「ホッとしたぁー」「ヒヤヒヤしながら読んだ」などの声が寄せられ、多くの人が作中の星田さんとともに一喜一憂していたことが分かります。
星田さんは、にぃくん(8歳)とおとくん(2歳)の2人の息子を育てながら、子育てエピソードを漫画化。TwitterやInstagramに漫画を投稿しています。
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