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物事を始めるのに年齢など関係なく、老いてから新たな挑戦をしてもいい――。その信条を自らの行動で示したおじいさんの漫画が感動的です。作者は漫画家の浅山わかび(@wakabi44)さん。
先日亡くなったおじいさんが、孫の晴翔(はると)に遺した1本の包丁。気難しそうで怖かった祖父からの、思いがけぬ贈り物を見て、晴翔は生前の思い出を振り返ります。
それは親戚一同が集まる宴席でのこと。理系の大学を卒業して料理人の道に進もうとする晴翔は、まわりから「大学まで出てもったいない」「今から?」と心配されていました。
そのときおじいさんはというと、晴翔をひとにらみして不機嫌そうに席を立っただけ。にもかかわらず立派な包丁を遺したのは、陰ながら応援してくれていたからか? そう思ったとき、晴翔は包丁の箱から、近所にある鍛冶屋の名刺を発見します。
名刺を頼りに訪ねてみたところ、包丁はなんと、おじいさんが鍛冶屋の職人体験で打ったものだと判明。鍛冶の仕事を極める夢を思い出し、一から十まで真剣にやり遂げたというのです。「物事を始めるのに歳など関係なし!!」と言って――。もしかしたら、おじいさんは晴翔に触発されて、自分も挑戦しようと思い立ったのかもしれません。
帰宅して試し切りすると、包丁はすばらしい切れ味。鋭い刀身を見て、おじいさんの厳しい表情と言葉を思い出し、晴翔はあらためて一流の料理人になろうと決意するのでした。
刺激し合う2人の関係性が感慨深いこの漫画。Twitterではおじいさんがかっこいいと感じ入る声が多数上がっています。
作品提供:浅山わかび(@wakabi44)さん
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