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千葉県のいすみ鉄道は、車内で食事を楽しめる「レストラン列車」の運行を2022年9月で終了します。
レストラン列車は、房総産の伊勢海老などを使った本格的なイタリアンのコースをキハ28形気動車の車内で楽しめる列車として、2013年8月に運行を開始しました。レストラン列車として使用しているキハ28形気動車(2346号車)が11月27日に定期運行を終了することから、レストラン列車の運行も終了します。
いすみ鉄道のキハ28形気動車は国鉄時代の1964年に製造され、山陰地方や北陸地方で使用されていた車両です。いすみ鉄道では2012年にJR西日本から譲り受け、2013年3月に運行を開始。現在はキハ58系で国内唯一の本線上で営業運転を行う車両となっていましたが、車両維持に多額の費用が必要なことや部品の確保が困難を極めることから、運行の終了を判断したといいます。
残りのレストラン列車の運行日は7月3日・17日、8月7日・21日、9月4日・18日を予定していますが、運行終了を発表した6月20日時点ですでに満席となっています。キハ28形2346号車は11月27日の定期運用終了後、2023年2月初旬まで貸切車両などの不定期運行を計画していますが、引退後の車両の処遇は検討中としています。
(大泉勝彦)
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