「何もない」なんてひどい あるじゃねーか!! 千葉県「いすみ鉄道」で昭和レトロな激ウマなグルメ列車に乗ったよ(1/3 ページ)
あえてクルマで行ったウマイ観光列車の旅。なぜならば、夢の「○○の詰め放題」があるから!!
ここには、「何もない」があります。
千葉県のいすみ鉄道のキャッチコピーです。いすみ鉄道は千葉県の南東部、いすみ市の大原駅と大多喜町の上総中野駅を結ぶ総延長26.8キロの非電化路線です。
いすみ鉄道の大原駅は太平洋に面し、JR外房線と乗り換えが可能。大多喜町は房総半島中央の丘陵森林地帯。大多喜城の初代城主は徳川四天王の本多忠勝でした。沿線にはおいしいお米も野菜もあります。伊勢エビも捕れるらしいですよ。
それなのに「何もない」なんてひどい。列車の窓から見えるお城、鉄橋。線路際の花から遠くの山まで。そして、都会にはない田園風景、のんびりした景色。数量限定のお弁当やお土産などなど。何もないどころか、都会にはないモノのほとんどがあります。
ところが訪れた人が「ここは何もないのか」とつぶやく。それに対して、地元の人々は寂しさを感じつつ「何もなくてスミマセン」とお詫びしたくなってしまう。これはなんとかしたい。そこで、地元の人が謝らなくてもいいように『ここには、「何もない」があります。』と宣言したわけです。
いすみ鉄道の「何もない」は「観光客を喜ばせるような派手なモノがない」という意味かもしれません。景色は自然と田園風景だけ。マリンスポーツもないし、川下りのようなアトラクションもない。そこでいすみ鉄道は国鉄時代に製造されたレトロなディーゼルカーを走らせて、鉄道ファンや昭和レトロ感を演出しました。
そうすると今度は「ウソだ。わざわざそんなことを言うなんで、ゼッタイ何かある」と思って観光客が来ます。この人たちは宝探しの気分で「何か」を探そうとします。ダメでもともと。でも、何かしら好きなモノを見つけて、満足して帰るのです。
いすみ鉄道には何かある。その一つが「レストラン列車」です。いすみ鉄道は関東ではいち早く食事付きの観光列車を始めました。国鉄型急行用ディーゼルカー「キハ28」車両の座席にテーブルを取り付けて走ります。ほぼ日曜日に不定期で運行されるいすみ鉄道のレストラン列車は伊勢エビがメインの豪華な「イタリアンコース」。お値段は一人1万6000円ナリ。わぉ。
そしてもう一つ、土曜日に不定期で運行する「おとなのピクニック列車」。こちらはランチバスケットとティータイムのお菓子が付いて1万3000円。ちょっとだけお手頃価格です。
というわけで今回はこの「おとなのピクニック列車」に乗ってきました。お値段がというより、筆者の偏食(海産物苦手)のせいですけどね。てへ。快晴で小春日和の12月14日。横浜市をマイカーで出発し、アクアライン経由で海ほたるに立寄り、約1時間半のドライブでいすみ鉄道「デンタルサポート大多喜駅」に到着です。
「乗り鉄話題」の連載なのにクルマかよ、と思うかもしれません。もちろん青春18きっぷやフリーきっぷで行っても楽しいですよね。大原駅は東京駅から特急電車で約70分です。快速を乗り継いでも約90分です。じゅうぶんに近い。
でもアクアラインのドライブも楽しい。圏央道千葉区間の開通で山道ドライブも少なくなりました。そしてデンタルサポート大多喜駅前の町営久保駐車場は1日上限500円という安さ。今回は母と弟を連れて行きまして、家族やグループで行くならば安上がりなのです。お子様がいても楽ちん。じつはもう1つクルマで行きたい理由があります。これは後ほど紹介します。
マイカーがなくたって、レンタカーやカーシェアがあるじゃないですか。目的の観光列車を楽しむために、目的地までの往復を鉄道にこだわる必要はないのです(きっぱり)。もっと気楽に楽しくいきましょう!
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