そこはプラレールの王国だった 店主の親心から生まれたプラレールカフェで笑顔に

巨大プラレールがドーン!

» 2016年03月21日 15時00分 公開

 鉄道オタクをはじめ電車好きの子どもやファミリーに大人気のカフェがある。それが「プラたく」。タカラトミーが販売するプラレールが、ドーーーッンと店内に構えていることで有名なカフェだ。その大きさは畳一畳分とか。それが、どれほどスゴイものなのか、この目で見ようと出向いてみた。

 京成線「高砂」駅から歩くこと5分、プラレールの色と同じ青色が目印の看板を発見。


画像 店の看板には青色のプラレールが描かれている

画像 カプセルプラレールのガチャガチャが店頭に

 目に飛び込んできたのは、でっかいプラレール。いきなりの登場に驚かされ、しばしぼう然となった。


画像 黄色の城って感じだ。確かにデカイ

 店内奥にも壁一面に新品のプラレールがずらりと並んでいる。まるでおもちゃ屋さんのよう。ここは本当に「カフェ」なのだろうか?


画像 定番プラレールはしかり、レア商品もあるそ!

画像 地元の鉄道会社、京成線もあった

 案内してもらった席はあの巨大なプラレールが隣接し、車両が走る横で食事を楽しめる人気のスペース。座ってプラレールを見上げると、その大きさに圧倒されそうだ。聞けば、高さは1メートル60センチ。台座60センチを足すと2メートル20センチにもなるのだそう。


画像 家族で楽しめそうなベンチとテーブル

 このプラレールは今年組み直したばかりのNEWレイアウト。組み立てるのは、ぺたぞうさんという、“一畳プラレール”の達人だ。「曲線と直線のレールだけを使用して、一畳の中に組み立てるのは、それはそれは難しいんですよ」とプラたくのご主人・岡田さん。ぺたぞうさんとは大の仲良しで、2人ともプラレールのサークルの立ち上げメンバーだそう。


画像 下から3階層分は、持ち込み車両を走らせることができる!


画像 スカイツリーもいるぞ!

 レイアウトは2段セットで7階層あり、車両は違うルートを通って、また元の場所に戻って、と一筆書きのように走る。しかも7階層のうちの6階層が違う組み立て方をしているというのだ。なんて複雑なプラレールタウンなのだろう。そこに、新商品を中心に4編成が走っているのだとか。さらにカメラを内側に仕込み、複雑な構造を走る車両をモニターで見ることができる。


画像 見上げるように写真を撮ったら、スゴイ構造が見えた!

画像 モニターまでプラレールの中に! 臨場感あふれる映像を見ることできる


画像 動いている車両の写真撮影はなかなか難しい

 動いている車両を上手く撮るために何度も挑戦しているうちに、徐々に撮影することにハマってきた。さらに店内を物色すると、天井付近にも車両が走り、壁にも模型や写真が飾られている。


画像 このレールは高等専門学校生が作成してくれたのだそう

画像画像 壁だけ見ていても飽きない

 いすみ鉄道とのコラボスイーツもある。プラレールのスイーツは今後展開予定だそう。


画像 いすみ鉄道とのコラボスイーツ

 さらにはキッズスペースまでも。DVDや本など充実しすぎている。


画像画像 キッズスペース

 圧巻の光景に打ちのめされたかのようにポカンとしていた筆者に、岡田さんが「ぜひトイレも見てください」と言ってきた。トイレに向かい、ドアを開けると、なんとトイレの中までプラレールまみれだった!


画像 手洗いの下にも“詰まってる”!

画像 その上を見上げると、わぉ、たくさんいる

画像 そして奥には「ヒカリアン」が! テレビ放映されていてアニメのキャラクターが勢ぞろいしているのだ。ヒカリアンはプラレールに乗せることができる

 ここまでプラレールで埋め尽くされていると、なぜにこんなに集め出したのか? という疑問が出てきた。岡田さんは「息子が生まれて、甥っ子からプラレール車両をもらったんですね。そして車両を買い足していくうちにハマってしまいました。今では200種類、600〜800車両くらいありますね」と笑顔で話してくれた。恐るべき車両数である。


画像 プラレール歴9年の店主・岡田泰一さんは、息子さんと一緒にプラレールを楽しんでいるそう。「ここは、大人も、子どもも楽しんでもらえる場所ですよ」

 一畳プラレールを筆頭に、さまざまなプラレール車両やそれらに関連したおもちゃなどが揃う「プラたく」。まさに「プラレールの王国」だ。一度訪れると、ほとんどの人がリピーターになってしまうそうだが、確かにプラレールの魅力をこれだけ見せられたら、ファンでなくても、ハマってしまうのも頷ける。

プラたく

東京都葛飾区高砂3-8-16

10時〜18時 水曜定休



(茂木宏美/LOCOMO&COMO)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  2. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news005.jpg 大谷翔平の妻・真美子さん、「5000円バッグ」「特製ジャケット」に注目 2024年のファッション
  5. /nl/articles/2412/13/news195.jpg 西川貴教イメージのクリスマスケーキに“ぐちゃぐちゃ”報告…… 大手スーパー謝罪 「心よりお詫び」
  6. /nl/articles/2412/08/news033.jpg 「一生ツボってるwww」 ミスドで「ディグダ」購入→よく見ると…… “あるはずないもの”が150万表示
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2412/13/news054.jpg 道北から旭川より遠い札幌を目指すのはなぜ? 稚内市民が解説したイラストに「納得」「天気さえ良ければ」の声
  9. /nl/articles/2412/14/news030.jpg 母「昔は男性の誘いをたくさん断ってきた」→本当? 娘が公開した“信じられない姿”が驚異の1100万再生「とても衝撃的」【米】
  10. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」