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顔を隠して暮らしている王子と、スラムで暮らす泥棒。2人の少年が入れ替わる物語「リベルタの墓守」が、「泣いた」「すごく好き」と好評を博しています。作者は漫画家の箭坪(@ya_Tsubo603)さん。
フィリエルという国の王子、リベルタ。「第1王子は王位継承まで顔を見せてはならない」という決まりに従い、覆面をかぶり、孤独に過ごしていました。
ある日彼は、城に忍び込んで来た泥棒の少年に出くわします。王子と似た背格好の彼は、覆面に目を付けて、互いに入れ替わることを提案します。王宮の外の世界を見ることに心引かれて承諾する王子。町でひとときを過ごして喜んだ彼は、泥棒の少年「ルタ」と友達になり、たびたび入れ替わるように。
立場を気にせず話せる相手ができて楽しかったものの、王子は街で重税に苦しむ国民、王族に虐げられるスラムの住民の姿を目の当たりにして衝撃を受けます。彼が国の闇を知り、王政を変えようと決意した王子。その矢先、国王が病に倒れて王位を継ぐことになるのですが――。
王子と泥棒という全く立場の違う2人の少年。2人の交流とそれぞれが抱く思いが胸に響く物語に、読者からは「感動して何回も読み返して泣きました」「心が洗われた気分です」などの声が寄せられています。
作品提供:箭坪(@ya_Tsubo603)さん
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