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無痛分娩を反対されて泣く友人にアドバイスしたら…… なるほど納得な助言に17万いいねと共感の声(1/2 ページ)

おなかを痛めて産む=“愛情”ではない。

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 「無痛分娩にしたいのに、義母や実母に反対されてて……」。そんな悩みをもつ友人とのやりとりがTwitterに投稿され、記事執筆時点で17万9000件の「いいね」が集まるなど大きな反響を呼んでいます。

ママ友が無痛分娩に反対され……の画像
ママ友が無痛分娩に反対され……(イラスト:ちゃびすこ(@chiyabisuko

ママ友が無痛分娩に反対され……

ママ友(妊婦)に泣きながら「無痛分娩にしたいのに、お産の痛みを経験せず親になれるのか、リスクを負ってまですることじゃないと、義母や実母に反対されてて…」と言われ『え。痛みもリスクも経験しない男性が親になれてるんだから、関係ないと思う。』と返したら、ママ友の顔がパァァァっとなった(かよらんさんのツイートより)

 投稿者はかよらん(@kayoko_outgoing)さん。ある日、かよらんさんは妊娠中のママ友から「無痛分娩にしたいのに、お産の痛みを経験せず親になれるのか、リスクを負ってまですることじゃないと、義母や実母に反対されてて……」と相談を受けました。泣きながら話をするママ友の様子から、つらい気持ちが伝わってきます。

 かよらんさんによると、ママ友は1人目の出産のときに産みの苦しみを経験済みとのこと。ママ友の実母や義母は、「痛みの経験をしているかどうかで、子どもへの愛情に差が出るのではないか?」と心配しているのだそうです。

 話を聞いたかよらんさんは、「痛みもリスクも経験しない男性が親になれてるんだから、関係ないと思う」と、自分の気持ちを伝えて励ましました。すると、泣いていたママ友の顔はパアッと明るくなりました。

 続けてかよらんさんが「男性は、妊娠もお産の経験もできないから、父親という実感が湧くまで時間がかかるって、何かで見たんだよね。それでも、太古の昔から今の現代まで、立派な父親になれてる。だから、関係ないんじゃないかなー」と話したところ、ママ友の顔はさらに明るくなったのだとか。

 そして最後にかよらんさんは、自身の出産経験で気付いたことをママ友に伝えます。「実はね、わたしも2人目を無痛分娩で産んだよ。愛は、変わらない」――。この言葉を聞いたママ友は、この日最上級の明るい表情を見せてくれたのでした。

 投稿には「お母さんになる方が望む形での出産形態を選べるといいな」「痛みと愛情は絶対関係ない!」など多くの意見が。実際に無痛分娩を経験した人からは、「痛みは軽減されて産みましたが、普通に可愛いし愛しいし、何にも変えられない存在です!」という声も寄せられました。

 無痛分娩とは、麻酔を使って陣痛の痛みをやわらげる出産方法。無痛分娩にすることでお産の痛みを少なくすることができ、産後の体力を温存できたと感じる人が多いといわれています。一方で無痛分娩には、赤ちゃんが生まれるまでの時間が長くなり、陣痛促進剤や吸引娩出術が必要になることがあるなどのリスクもあります。

 近年、日本では無痛分娩を選択する人が増加傾向にありますが、欧米諸国に比べるとまだ少ないのが現状です。厚生労働省は、無痛分娩を検討する場合は最新の情報をもとに担当医師と相談し、出産する施設の体制をよく理解したうえで、メリットと考えられるリスクを考慮して分娩方法を選ぶよう呼びかけています。

 出産を経験していない父親が子どもに深い愛情を抱くように、本来、“おなかを痛めて産むこと”と“子どもへの愛情”は無関係のもの。どのような分娩方法であれ、妊婦さん自身の気持ちを尊重し、納得のいく選択ができるといいですね。

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