ピクシブは、12月15日に実施予定の「pixiv」サービス共通利用規約改定について、改定内容の詳細を発表しました。「禁止」「要修正」の対象となるコンテンツの基準を明らかにしています。
規約改定はBOOTH、pixivFANBOX、pixivリクエスト機能など決済を伴う取引に適用。ピクシブは先日、規約改定は「取引が禁止されている商品やコンテンツの基準を分かりやすくする」ものと説明し、11月末に詳細を発表すると述べていました。
同社は、「実写による公序良俗に反する商品など、弊社の規約、国際カードブランド等の規約のみならず法律、条例に反した商品」が確認されているとして規約改定の背景を説明。一方で、取り締まりによりクリエイターが過度に萎縮することは本意ではないとして、違反する商品の基準を明確化することにしたとしています。
規約改定に合わせて、具体的な基準として「禁止商品」「要修正商品」を設定。禁止商品は、「実写による公序良俗に反する商品」「写実性が高いなど実在性の高い表現方法により実際に被害者がいるという懸念を完全に払拭できない、公序良俗に反する商品」とされています。違反行為に対しては、商品の削除または恒久的な非公開化、アカウント停止、特定の決済手段の利用禁止または制限を行う可能性があるとしています。
「要修正商品」は「実写あるいは写実性が高いなどの実在性の高い表現方法ではないが、表現内容と、付随するデータ(タイトル・タグ・投稿本文・その他説明文)から、修正が必要であると判断した商品」で、付随するデータと表現内容により総合的に判断するとしています。違反には一時的な非公開化と修正依頼を行い、修正により違反が解消されれば再度販売が可能になります。ただし、要修正商品の大量登録など悪質な場合は、商品の削除や恒久的な非公開化、アカウント停止、特定の決済手段の利用禁止または制限などの対応を行う場合があると説明しています。
「禁止商品」「要修正商品」とも、対象となる表現内容の具体例としては下記が挙げられています。
- 児童に対する性的搾取及び性的虐待
- 近親相姦
- 獣姦
- レイプ(同意のない性的行為)
- 人または体の非合法的な切断
- その他ピクシブが不適切であると判断する表現
読まれている記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.