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鉄道開業150年の2022年、年越し前に見たい「150年の駅の変遷」「鉄道の振り返りと現在」編集部大泉が選ぶ「印象に残った鉄道動画」5選(1/3 ページ)

胸熱な映像が多かった一年でした。

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 2022年もあとわずか。ねとらぼ交通課では日々のニュースに加えて、世間で話題を集めた映像作品も多数紹介してきました。本稿では、ねとらぼ交通課編集部の筆者が選んだ「印象に残った鉄道動画」5選を紹介します。

1.「鉄道開業150年 記念映像」(JR東日本)

 JR東日本が公開した「鉄道開業150年 記念映像」は、1872年の鉄道開業当時の錦絵や写真、鉄道各社の映像をふんだんに使い、150年の歴史を振り返りながら全国の鉄道の現在を表現した映像作品です(関連記事

 映像にはJR東日本以外の私鉄なども含めた全国各地の鉄道が登場し、BGMは「鉄道唱歌」「線路は続くよどこまでも」をアレンジしたものを使用。ナレーションは一切なく、映像とBGM、テロップのみという洗練された構成で一体感のある映像に仕上げられています。

2.「『駅』の移り変わりを動画にしてみた」(にゃんこそばさん)

 さまざまなデータを可視化しているTwitterユーザー・にゃんこそば(@ShinagawaJP)さんが投稿した、150年間の「鉄道駅」の位置を可視化した21秒の動画です(関連記事)。

 1972年に日本で最初の鉄道が開業してから全国津々浦々に張り巡らされる鉄道路線と、徐々に赤字路線や閑散路線が廃止されていく様子をいざ目の当たりにすると、果たして10年後、20年後の鉄道網はどう変わっているのか……。ちょっと複雑な気持ちになりますね。

3.「枕崎から稚内へ。50秒で日本縦断JR3000kmの旅。」(特急ぬめりさん)

 全国各地の鉄道を主題にノスタルジーや鉄道員への深い愛情があふれる映像作品を多数制作している鉄道ビデオグラファー・特急ぬめり@NumeriExpress)さんが投稿(関連記事)。指宿枕崎線の枕崎駅から宗谷本線の稚内駅までの約3000キロが鉄路でつながっていることを表現した映像作品に仕上げられています。

 指宿枕崎線の枕崎駅をゆっくりと発車する普通列車の走行シーンから始まったかと思うと、あっという間に「終着、稚内です」のアナウンスが流れる宗谷本線車内の映像にワープします。一見するとすごく“あっさり”していると思えますが、両路線の国鉄型気動車が現役で走る、非電化、単線、存廃問題を抱えているという共通点を対比したものとも感じられます。いずれの路線も、後悔しないうちに乗り尽くしておきたいものです。

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